2016年4月10日日曜日

忘却探偵シリーズ2

掟上今日子の推薦文 西尾維新
親切守は美術館の警備員だった。髪の白い掟上今日子という探偵を知る。鉛筆の濃淡だけで絵を描く剥井陸という小学生を知る。絵をたたき落としカンバスを壊した老人のために守は警備員を辞めさせられた。
後日、老人・和久井からアトリエの警備をして欲しいと言われる。額縁作りの美術界の重鎮だった。彼の家がマンションになっており、美術家の卵を何人も居候させていた。
警備の仕事を手伝って貰おうと今日子さんと和久井邸に行くと、和久井さんはナイフを刺されて倒れていた。死んではいなかった。
今日子さんは半日で誰が犯人か突き止め、自首するように仕向ける。
犯人は剥井君だった。和久井老は最後の仕事にマンションの美術家に絵を描くように言っていた。その絵に額縁を作るつもりのようだが自分には絵を描くように言ってくれなかったから刺していた。
アトリエ荘の住人の共同制作の絵が、あの美術館に飾られた。守は今日子さんを誘って見に行こうと思う。

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