青い虚空 ジェフリー・ディーヴァー
護身術のHPを主催するシリコン・ヴァレーの有名女性が惨殺死体で発見される。ハッカーの犯行と断定したコンピューター犯罪課・アンダーソン刑事は、服役中の天才ハッカー・ジレットに協力要請をする。
捜査中のアンダーソンが殺された。代わりにボスになったビショップ・カリフォルニア州警察殺人課刑事はジレットにオンライン使用を許可する捜査を依頼する。
ジレットが次の犯罪ターゲットの場所を特定し、刑事が行った時、犯行が行われた。重警備で有名な寄宿学校の校長だった。コンピューターを操作しセキュリティを無きものにする。
犯人〈フェイト〉の本名がホロウェイであることが判る。協力者・〈ショーン〉の存在も明らかになるが誰だか判らない。ホロウェイにもジレットが警察に協力していることが知れる。
ホロウェイとジレットは昔協力者だったが、ホロウェイが現実の世界にゲームの世界を持ち込み、違法な行い、殺人等を行うため警察に密告していた。ホロウェイは一度捕まっている。
病院のコンピューターを捜査し、警察を引きつけ、その間ジレットが一人になるようにし、ジレットを殺しに警察の本拠地・CCUに潜り込む。判っていたジレットだったが、逃げられた。捜査状況が伝わっていることから内部通報者も考えられた。巡査部長・ミラーが死体で見付かった。裏切りが発覚し自殺したように思われたが、CCUから逃げるホロウェイを尾行し殺されていた。
次のターゲットは北カリフォルニア大学と突止めた。信号機等を操作され交通を麻痺される。コンピューターの修理部品販売から辿って行ったビショップとジレットはホロウェイの隠れ家にたどり着いていた。ホロウェイによって身体の自由を奪われた。警察に協力していたコンピューター・セキュリティ・コンサルタントのノーランが現れ、ホロウェイを痛めつけ、トラップドアのソース・コードを聞き出し、正しかったことが判るとホロウェイを注射器で殺した。ジレットを殺そうとした時、モットが現れ、ノーランは逃げた。
ショーンの正体はコンピューターだった。あらゆるものが埋め込まれたホロウェイの傑作だった。ホロウェイが亡くなってもショーンは動く。ジレットが離婚した奥さん・エラナと寄りを戻したく会いに行った。ショーンはFBIの戦術指揮用コンピューターをハックし、重要容疑者が武装し立てこもっていると情報を流したため、ジレットがいるエラナのいる家が戦術部隊に包囲された。ビショップはショーンを見付け火災報知器を押しコンピューターを止める。ジレットは助かった。
事件が終わり、ジレットは残り一年を刑務所で過ごす。スタンフォード大学に預けられたショーンの分析を手伝っている。新しいコンピューター・ウィルスの出所を突止めるよう依頼された。それはホロウェイの死と同時に解き放たれたウィルスだった。エラナが面会に来てジレットに子どもがいることを伝えた。
今日血圧が高いので医者に行く。明日から薬を飲む。
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