2021年2月19日金曜日

江戸美人捕物帳

江戸美人捕物帳 入船長屋のおみわ 山本巧次 

北森下町の長屋の大家の娘・美羽は、容姿端麗でしっかり者。勝ち気すぎるのか二十一歳で独り者、父親に代わり、店賃の取り立て、住人の世話をしている。

 近所の小間物屋「松葉屋」の悪い噂を聞いた。調べようとしたところ、松葉屋の主人が殺され、長屋の職人・栄吉が犯人として捕まる。美羽は恋心を寄せる長屋の浪人・山際と真相を探る。犯人と思った人物が次々に死んでいく。追い込まれた自殺なのか?月日が経ち、誰が一番得をしたか。店のことは何も知らないので店を売ることにした妻・登世だった。

 夫・修太郎が亡くなり、修太郎の友達・役者の竹乃丞と手を組んだ。松葉屋の内儀に収まり、昇之助の腰巾着・銀藏を引き込み昇之助の持っている六百両をやることで殺した。竹乃丞が怖じ気づいたため自殺にみせて殺した。
 
 美羽は「何をしても何も言わないけど、うちの店子に手ぇ出す奴はただじゃおかない。」と言い放つ。

 山際はようやく妻女が江戸に来ると喜んでいた。

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