京都東山邸の小鳥遊先生 望月麻衣
京都「東山邸」に住む、小鳥遊姉妹。姉・小鳥遊葉月35才。独身、脚本家。
妹・小鳥遊美沙22才、大学四年。葉月の父は亡くなり、東山邸は、父方の祖父が残したもの。葉月の母が、小料理屋「ぎおん」の店主と再婚。美沙が生まれた。美沙は東山邸が気に入り居候状態、住みたいために掃除から料理何でもする。
葉月は、脚本が書けずスランプぎみ。葉月の知らないことだが、番組ディレクター・黒崎の押しで体調不良の脚本家の代わりに入った仕事をしている。黒崎は、葉月が思いを寄せている人だった。
鈴木英輔、中学生野時からBBアイドルグループのメインボーカルだった。高三で解散し、三年後の今、俳優として再デビューした。イケメンの彼を、クールな雰囲気で行こうとしている。
葉月と英輔、そんな二人が葉月の義父の店・ぎおんで出逢った。
葉月は英輔の番宣を見ていた。どうすれば成功するか教えてくれよ!と言う英輔に、ヒギンズ先生になってあげるという葉月。泣ける展開になったらめちゃ泣けという。身長とか趣味とか、正直に話してしまえと。自分に正直に。
関西のテレビ番組で、葉月の言った通りにすると反響が大きく人気が出てきた。
黒崎の紹介で知った劇団の主催者・川島を紹介し、演技指導を受ける。その場にいたマリアは、英輔のファンだと言いながらオークション会場の司会を経験させる。
英輔の人気は上がる。昔からの女友達とのマンション密会の写真がでる。英輔は彼女と付き合えないかと、可愛い犬がいると嘘を付き彼女をマンションに連れ込んだが、彼女は怒ってすぐに帰ってしまったと発表した。彼女の立場を守り、自分の人気は落ちても仕方がないと思ったことだったが、彼女の立場も自分の人気も守れた。
英輔が、海外にも発信される歌謡祭のMC補佐をする。その場で歌わなくてはならなくなり、歌えなくなったと言っていた歌を歌った。拍手と喝采を浴び、自分の中のわだかまりが解けた気がした。
英輔が薬物中毒という記事が週刊誌に掲載されるという。英輔は、週刊誌に出る前に自分で、動画チャンネルで、過去を語った。乱れていた私生活と薬物中毒、更生施設での日々。薬物を止めるよう訴える活動をしていくように言う葉月。
英輔に、ブロードウェーに行くチャンスが訪れる。三か月後、英輔は行く。葉月に告白して発った。半年後、ブロードウェーの舞台に立つ英輔を見に、みんなでアメリカに行く。
川島は、ブロードウェーの舞台が終わった後、葉月の脚本で、川島の劇団が京都で公演をする。英輔との約束で、その舞台に英輔が出ると発表した。
葉月が英輔のヒギンズ先生をしている頃、黒崎は、葉月の妹・美沙にアタックする。姉の思い人と知る美沙は、黒崎を好きになっていたが一度は付き合いを断る。黒崎と美沙の付き合いを知った葉月は、落ち込むが、英輔からの容赦ない言葉でどうにか立ち治る。自分の中で黒崎への思いを断ち斬った。英輔から告白を受ける。
美沙は、いつ会えるか判らない黒崎の生活のため、黒崎と同棲を始める。結婚も決まった。
マリアの正体は、英輔の所属するプロダクションの会長だった。英輔の担当マネージャーはマリアの次男、社長は長男だった。
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