しゃばけシリーズ なぞとき 畠中恵
何故佐助が怪我をしたか。長崎屋の手代と坂下屋の娘が恋仲になった。坂下屋の店が左前になり娘を金持ちのところに奉公に出し得た金で店を立て直そうとした。娘が長崎屋に逃げたので追ってきた父親が、桶を投げた。桶が小鬼に当たり元興寺に噛みつき、がごぜの爪で佐助が引っかかれた。手代は娘と江戸を離れた。
何故 料理屋の娘・照の縁談が潰れたか。照の次兄が千住の宿屋へ養子に行く事になった。次兄が、実家から遠い、知ったものが居ないと愚痴を言う。照は次兄の頬を殴り、女はみんなそうだ。でも誰も何も言わない、と言った。照の縁談相手の母親が、男の頬を殴るような娘を嫁に出来ないと考えたようだ。内々のことを何故知ったのか。照の友達から伝わったようだ。また、相手は何回も縁談を断っていた。
通町に賊が入ったどうやって入ったか。黒と白の二匹の犬が離れに来た。鍵が大好きな犬で、鳴家がおもちゃにしている長崎屋の古い鍵にご執心。黒い犬が長崎屋に留まった。白い犬、犬の飼い主を探す。通町の大きな油問屋の犬だった。犬の世話をしている竹藏が鍵を持ってくるように躾けしていた。一太郎行った時、竹藏たちは逃げていた。
一太郎の枕辺に女が現れる。仁吉の結界を破れるのは何故。天ぷらが歩き出す。寛朝もやってくる。武家の間で流行っている夢見に付いて相談に来た。武勲が書く本から悪夢がでてきていることが分った。寛朝が払う。
長崎屋の番頭二人と手代が辞める事になった。籐兵衛は、三人の相談役に一郎太を指名した。番頭は、袋物屋をしようと嫁にするつもりの十五才若い女を連れていた。彼女は、若い大工と見合いした。もう一人は、辺鄙なところで小さい店などいやだという。手代は、茶店を買うつもりで故郷にお金を送ると、店を買い、兄にやらせるといってきた。兄は金が無くなり借金を申し込んでくる。籐兵衛は、もういないと兄を追い返す。
一太郎は、番頭の店で手代を働かせ、もう一人の番頭を、誰かと組んで大家株を持たせようとした。
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