らくらく15分着付 石田節子
自分サイズに作る着物と帯 林良江・一戸都
着付が簡単 今ある着物と帯を切らずにリメイク
2018年10月29日月曜日
2018年10月26日金曜日
古事記異聞 鬼棲む国、出雲
古事記異聞 鬼棲む国、出雲 高田崇史
橘樹雅は日枝山王大学の大学院に進んだ。民俗学研究室。水野文比古教授はネパールやインドへいってしまった。准教授の御子神伶二が研究室を任されている。研究室には波木祥子がいる。
雅は研究テーマを出雲にしたため出雲に出掛けた。
出雲で殺人事件に出会す。雅が行く予定にしていた東出雲町・黄泉比良坂で揖夜神社の巫女が絞殺された後、目に簪を刺され、髪を切られ櫛が置かれているという事件が起っていた。二日目、揖夜神社に行く途中、川の草むらに青白い小さな円球がいくつも見えた。そこで死んでいる女を見付けた。女の側に櫛が落ちていた。刑事は水野文比古教授を知っていた。御子神から櫛のレクチャーを受け、波木から青白い円球が害の無いものだと教えられる。後日、犯人が自殺したことを警察から聞かされる。
御子神に何も見ていないと指摘され、何故、風土記の編纂にこれほど時間が費やされたのか。にも関わらず内容が薄っぺらなのかを調べるため、奥出雲に行くことにした。
橘樹雅は日枝山王大学の大学院に進んだ。民俗学研究室。水野文比古教授はネパールやインドへいってしまった。准教授の御子神伶二が研究室を任されている。研究室には波木祥子がいる。
雅は研究テーマを出雲にしたため出雲に出掛けた。
出雲で殺人事件に出会す。雅が行く予定にしていた東出雲町・黄泉比良坂で揖夜神社の巫女が絞殺された後、目に簪を刺され、髪を切られ櫛が置かれているという事件が起っていた。二日目、揖夜神社に行く途中、川の草むらに青白い小さな円球がいくつも見えた。そこで死んでいる女を見付けた。女の側に櫛が落ちていた。刑事は水野文比古教授を知っていた。御子神から櫛のレクチャーを受け、波木から青白い円球が害の無いものだと教えられる。後日、犯人が自殺したことを警察から聞かされる。
御子神に何も見ていないと指摘され、何故、風土記の編纂にこれほど時間が費やされたのか。にも関わらず内容が薄っぺらなのかを調べるため、奥出雲に行くことにした。
2018年10月25日木曜日
みとや・お瑛仕入帖
みとや・お瑛仕入帖 はしからはしまで 梶よう子
水晶のひかり 菅谷道之進と花の祝言が近付いたある日、瑛の兄・みとやの主・長太郎が、ふぐの毒で死んだ。長太郎の友達・呉服屋の寛平が買い、花川戸の料理屋で調理したものだったが摘み食いして毒にあたった。長太郎は自分で釣ってきて調理して食べたことにして死んで行った。
長太郎が亡くなってから瑛は、長太郎が自分のために特別誂えした黒漆の桜の花に水晶をあしらった板紅を見付けた。瑛は紅を付けて祝言に出た。
引き出しの中身 長太郎が亡くなってふた月。道之進は花と二階屋に住み手習い塾をしている。直之は元の長屋で一人暮らしをしている。
直之は長太郎が頼んでいた森山孝盛に烏帽子親で元服の儀を行った。直孝となった。
瑛は長太郎の仕入れ帖を見ながら仕入れ先を回る。指物師の親方・徳右衛門のところに行く。目が悪くなり仕事を辞め、弟子もいなくなっていた。徳右衛門を父のように思っている弟子・六助が徳右衛門の所に帰れるように道を付けた。
茄子の木 船頭・辰吉の幼馴染みが喧嘩で腕と胸の骨を折られた。鳶頭の才蔵のところの鳶だった。家族のために医者の費用だけでも出してもらいたいと考えていたが上手くいかなかった。才蔵の母親・とみは他所の家を俳諧していた。泥棒として人相書きがでていた。瑛がとみに懐炉を渡す。とみは才蔵にお腹を冷やさないようにと笑顔で渡す。とみは息子のために懐炉を探していたのだった。才蔵はとみをしっかり見張ることを約束し、怪我人の医者と薬代を出すことを約束した。
木馬と牡丹 花の店・お菜の「はなまき」が再開した。道之進が店番をすることもある。花は自分の兄さんを探していた。名前が久作としか分からない。
寛平が櫛を四十九枚仕入れてきた。久作から仕入れたという話から会いに行く。久作はなくなっていた。櫛を作ったのが久作だった。花の兄かどうかわからなかった。
高崎で小間物屋を営む益次叔父と駒が訪れた。みとやにある「濱野屋」の看板を高崎で上げてくれと頼んだ。瑛はみとやを大きくしようと思う。益次は看板が似会う店になったら取りに来ると言った。
三すくみ 金具の蒐集家の隠居・五郎兵衛を知った。船宿の主人、女中と思ったのは妾だった。五郎兵衛がみとやに妾を探しに来た。倒れた。梅若に知らせに行くが、内儀は冷たい。みとやから梅若に戻り、十日後に亡くなった。
瑛の船に鮒だとかナメクジとか蝦蟇と蛇が入っていた。辰吉に問い質す。庄次という子供がやっていた。庄次の従兄との船勝負で辰吉が勝った。辰吉が使ったのが瑛の船で瑛が辰吉のいい人だと思い仇と思い悪さをしていた。
百夜通い 長屋に住むちよと亀蔵の娘が、ちよが仕事に行っている間に死んだ。ちよは亀蔵を追い出した。ちよは駆け落ちものだったが娘が出来て親がお手玉を送ってくれた。そのお手玉をみとやに持ってきた。実家に帰るつもりらしい。亀蔵にちよの家に通えと言った占師・きくを刺し、捕まった。お手玉の中から一両が出てきた。
辰吉に縁談がある。どうしても告げたいことがあると、瑛に長太郎が好きだったと告白した。
直孝が弟が出来ると伝えた。
水晶のひかり 菅谷道之進と花の祝言が近付いたある日、瑛の兄・みとやの主・長太郎が、ふぐの毒で死んだ。長太郎の友達・呉服屋の寛平が買い、花川戸の料理屋で調理したものだったが摘み食いして毒にあたった。長太郎は自分で釣ってきて調理して食べたことにして死んで行った。
長太郎が亡くなってから瑛は、長太郎が自分のために特別誂えした黒漆の桜の花に水晶をあしらった板紅を見付けた。瑛は紅を付けて祝言に出た。
引き出しの中身 長太郎が亡くなってふた月。道之進は花と二階屋に住み手習い塾をしている。直之は元の長屋で一人暮らしをしている。
直之は長太郎が頼んでいた森山孝盛に烏帽子親で元服の儀を行った。直孝となった。
瑛は長太郎の仕入れ帖を見ながら仕入れ先を回る。指物師の親方・徳右衛門のところに行く。目が悪くなり仕事を辞め、弟子もいなくなっていた。徳右衛門を父のように思っている弟子・六助が徳右衛門の所に帰れるように道を付けた。
茄子の木 船頭・辰吉の幼馴染みが喧嘩で腕と胸の骨を折られた。鳶頭の才蔵のところの鳶だった。家族のために医者の費用だけでも出してもらいたいと考えていたが上手くいかなかった。才蔵の母親・とみは他所の家を俳諧していた。泥棒として人相書きがでていた。瑛がとみに懐炉を渡す。とみは才蔵にお腹を冷やさないようにと笑顔で渡す。とみは息子のために懐炉を探していたのだった。才蔵はとみをしっかり見張ることを約束し、怪我人の医者と薬代を出すことを約束した。
木馬と牡丹 花の店・お菜の「はなまき」が再開した。道之進が店番をすることもある。花は自分の兄さんを探していた。名前が久作としか分からない。
寛平が櫛を四十九枚仕入れてきた。久作から仕入れたという話から会いに行く。久作はなくなっていた。櫛を作ったのが久作だった。花の兄かどうかわからなかった。
高崎で小間物屋を営む益次叔父と駒が訪れた。みとやにある「濱野屋」の看板を高崎で上げてくれと頼んだ。瑛はみとやを大きくしようと思う。益次は看板が似会う店になったら取りに来ると言った。
三すくみ 金具の蒐集家の隠居・五郎兵衛を知った。船宿の主人、女中と思ったのは妾だった。五郎兵衛がみとやに妾を探しに来た。倒れた。梅若に知らせに行くが、内儀は冷たい。みとやから梅若に戻り、十日後に亡くなった。
瑛の船に鮒だとかナメクジとか蝦蟇と蛇が入っていた。辰吉に問い質す。庄次という子供がやっていた。庄次の従兄との船勝負で辰吉が勝った。辰吉が使ったのが瑛の船で瑛が辰吉のいい人だと思い仇と思い悪さをしていた。
百夜通い 長屋に住むちよと亀蔵の娘が、ちよが仕事に行っている間に死んだ。ちよは亀蔵を追い出した。ちよは駆け落ちものだったが娘が出来て親がお手玉を送ってくれた。そのお手玉をみとやに持ってきた。実家に帰るつもりらしい。亀蔵にちよの家に通えと言った占師・きくを刺し、捕まった。お手玉の中から一両が出てきた。
辰吉に縁談がある。どうしても告げたいことがあると、瑛に長太郎が好きだったと告白した。
直孝が弟が出来ると伝えた。
2018年10月23日火曜日
花咲家の人々
花咲家の人々 村山早紀
黄昏時に花束を 風早駅前商店街一番奥のお花屋さん千草苑、店の中にカフェ千草。花咲家の人々は魔法を使うと言われている。
長女・茉莉亜。25才。カフェ千草の経営者、千草苑の中にあるFM風早のサテライトスタジオで木曜日夕方リクエスト番組のメインパーソナリティをしている。
次女・りら子。15才。お母さんとの約束で泣かない子になった。
長男・桂。小学五年生11才。
父親・草太郎。風早植物園の広報部長。妻・優音を十年前に亡くす。
祖父・木太郎。元プランツハンター、樹医。幼馴染み随筆家の磯貝唄子さんが初恋の人、親友の皓志と結婚する。五年前皓志は亡くなる。
茉莉亜のラジオ番組のお相手・有城竹友・新人少年漫画家が、「ちょっと不思議な話し」で自分を守ってくれている白い猫の話をする。茉莉亜は草木の言葉を聞く耳を受け継いだ一族の話をする。茉莉亜は家出をした。空港で家に帰りなさいという金木犀の声を聞き家に帰ると母親のお葬式だった。
唄子さんは皓志が幸せだったか不安だった。10月なのに桜が咲き、皓志が幸せをありがとうと言うのが見えた。唄子は木太郎に桜を咲かせてくれてありがとうと言った。
夏の怪盗 三角屋という玩具屋の主は元怪盗だという。手に入れた物を持ち主に返している。後残り最後の絵。自分が盗品を買った物だった。薔薇のトゲの中で暮らしていた十六夜美世子イラストレーターは返ってきた自分の絵を受け取った。思いでの母の絵。十六夜先生は祖父に薔薇の剪定をお願いしてきた。
草のたてがみ 草木と会話が出来るはずの花咲家の一員だが、桂には出来なかった。転校生の秋生は、自分は弱くて苛められっ子だったが、努力して強くなったという。流されている猫を助けるために川に入った二人は、中学生に助けられ、濡れているため近くの彼の家に行った。母親が家出をし彼は一人で住んでいた。彼が猫を預かった。三疋になった。夜、枕元のコスモスが、火事、燃えるよ、死んでしまうよと言う。桂は彼の家に走り、彼を助ける。観葉植物が見る間に成長し火を消す。消防自動車が来た時、草木は枯れて無惨な姿になっていた。秋生と三疋の猫を分け、彼は田舎の祖父の家に行った。片付けを手伝ったクラスメート三人も草木の話を受け入れた。花咲桂は生きている都市伝説だと。
十年目のクリスマスローズ 十年前に亡くなったお母さんが造っていたロックガーデンが今年、見事に完成していた。お母さんが残したスケッチを参考に木太郎が世話、維持を続けていた。クリスマスの日、みんながそれぞれの優音に会っていた。
黄昏時に花束を 風早駅前商店街一番奥のお花屋さん千草苑、店の中にカフェ千草。花咲家の人々は魔法を使うと言われている。
長女・茉莉亜。25才。カフェ千草の経営者、千草苑の中にあるFM風早のサテライトスタジオで木曜日夕方リクエスト番組のメインパーソナリティをしている。
次女・りら子。15才。お母さんとの約束で泣かない子になった。
長男・桂。小学五年生11才。
父親・草太郎。風早植物園の広報部長。妻・優音を十年前に亡くす。
祖父・木太郎。元プランツハンター、樹医。幼馴染み随筆家の磯貝唄子さんが初恋の人、親友の皓志と結婚する。五年前皓志は亡くなる。
茉莉亜のラジオ番組のお相手・有城竹友・新人少年漫画家が、「ちょっと不思議な話し」で自分を守ってくれている白い猫の話をする。茉莉亜は草木の言葉を聞く耳を受け継いだ一族の話をする。茉莉亜は家出をした。空港で家に帰りなさいという金木犀の声を聞き家に帰ると母親のお葬式だった。
唄子さんは皓志が幸せだったか不安だった。10月なのに桜が咲き、皓志が幸せをありがとうと言うのが見えた。唄子は木太郎に桜を咲かせてくれてありがとうと言った。
夏の怪盗 三角屋という玩具屋の主は元怪盗だという。手に入れた物を持ち主に返している。後残り最後の絵。自分が盗品を買った物だった。薔薇のトゲの中で暮らしていた十六夜美世子イラストレーターは返ってきた自分の絵を受け取った。思いでの母の絵。十六夜先生は祖父に薔薇の剪定をお願いしてきた。
草のたてがみ 草木と会話が出来るはずの花咲家の一員だが、桂には出来なかった。転校生の秋生は、自分は弱くて苛められっ子だったが、努力して強くなったという。流されている猫を助けるために川に入った二人は、中学生に助けられ、濡れているため近くの彼の家に行った。母親が家出をし彼は一人で住んでいた。彼が猫を預かった。三疋になった。夜、枕元のコスモスが、火事、燃えるよ、死んでしまうよと言う。桂は彼の家に走り、彼を助ける。観葉植物が見る間に成長し火を消す。消防自動車が来た時、草木は枯れて無惨な姿になっていた。秋生と三疋の猫を分け、彼は田舎の祖父の家に行った。片付けを手伝ったクラスメート三人も草木の話を受け入れた。花咲桂は生きている都市伝説だと。
十年目のクリスマスローズ 十年前に亡くなったお母さんが造っていたロックガーデンが今年、見事に完成していた。お母さんが残したスケッチを参考に木太郎が世話、維持を続けていた。クリスマスの日、みんながそれぞれの優音に会っていた。
2018年10月21日日曜日
新.剣客太平記〈九〉 追憶
新.剣客太平記〈九〉 追憶 岡本さとる
直心影流峽道場の弟子も三十人を超え、順調に剣客として名をなしている竜蔵は団野源之進から相談を受けた。竜蔵がかって手ほどきを受けた同流派の新田玄道の門弟が、道場荒らしまがいに暴れ心配しているという。
玄道は竜蔵に道場を預かって欲しいと頼む。竜蔵は娘・夏を道場主にすればいいと思うが、玄道は難しいと言う。暴れ回る菅沼仁八郎は技量はあるが心根が曲がってしまった。仁八郎は新田道場をわが物にして江戸の中心に出て行くつもりだった。防具を付けず、仁八郎は玄道に挑み玄道は倒れ死んだ。竜蔵は一週間を過ごし、三田に帰る。
夏は仁八郎を倒すために仁八郎が身を寄せている旗本屋敷へ行く。途中、石が何個も飛んでくる。浪人が三人で襲う。助けに来たのは仁八郎だった。仁八郎と真剣で決着を付けることになる。夏は石が当たり、浪人に腕を打たれていた。仁八郎は鎖帷子を着けていた。竜蔵が駆けつけた。堂々とした立ち合いなら黙って見ていたが、汚い真似は許せないと、仁八郎に雇われた浪人を連れてくる。竜蔵が立ち会い、仁八郎は死ぬ。
夏は二年の廻国修業に出る。新田道場には程ヶ谷にいる中川裕一郎を師範に据えるつもりだ。
玉かんの仁吉と言われた十手持が、自分の身代わりで女房を亡くし、朝から酒浸りの毎日を送っていた。網綱の半次や猿三が何を言っても無駄だった。仁吉は身の軽い少年・仲太郎と知り合う。仲太郎は角兵衛獅子の親方から栄五郎に助け出され一緒に長屋で住むようになった。栄五郎が亡くなり、仲太郎は一人で万屋をやり頑張っていた。仲太郎を庇護することで仁吉は立直った。小間物屋を開き、自分の代わりに仲太郎が狙われないように注意していたが、仲太郎が勾引かされる。仲太郎の身軽さを利用しようとする泥棒一味だった。泥棒一味を捕まえると、女房を斬った男につながった。男に仁吉殺しを頼んだ商家の主も捕まった。仁吉は仲太郎と親子として暮らすようだ。
直心影流峽道場の弟子も三十人を超え、順調に剣客として名をなしている竜蔵は団野源之進から相談を受けた。竜蔵がかって手ほどきを受けた同流派の新田玄道の門弟が、道場荒らしまがいに暴れ心配しているという。
玄道は竜蔵に道場を預かって欲しいと頼む。竜蔵は娘・夏を道場主にすればいいと思うが、玄道は難しいと言う。暴れ回る菅沼仁八郎は技量はあるが心根が曲がってしまった。仁八郎は新田道場をわが物にして江戸の中心に出て行くつもりだった。防具を付けず、仁八郎は玄道に挑み玄道は倒れ死んだ。竜蔵は一週間を過ごし、三田に帰る。
夏は仁八郎を倒すために仁八郎が身を寄せている旗本屋敷へ行く。途中、石が何個も飛んでくる。浪人が三人で襲う。助けに来たのは仁八郎だった。仁八郎と真剣で決着を付けることになる。夏は石が当たり、浪人に腕を打たれていた。仁八郎は鎖帷子を着けていた。竜蔵が駆けつけた。堂々とした立ち合いなら黙って見ていたが、汚い真似は許せないと、仁八郎に雇われた浪人を連れてくる。竜蔵が立ち会い、仁八郎は死ぬ。
夏は二年の廻国修業に出る。新田道場には程ヶ谷にいる中川裕一郎を師範に据えるつもりだ。
玉かんの仁吉と言われた十手持が、自分の身代わりで女房を亡くし、朝から酒浸りの毎日を送っていた。網綱の半次や猿三が何を言っても無駄だった。仁吉は身の軽い少年・仲太郎と知り合う。仲太郎は角兵衛獅子の親方から栄五郎に助け出され一緒に長屋で住むようになった。栄五郎が亡くなり、仲太郎は一人で万屋をやり頑張っていた。仲太郎を庇護することで仁吉は立直った。小間物屋を開き、自分の代わりに仲太郎が狙われないように注意していたが、仲太郎が勾引かされる。仲太郎の身軽さを利用しようとする泥棒一味だった。泥棒一味を捕まえると、女房を斬った男につながった。男に仁吉殺しを頼んだ商家の主も捕まった。仁吉は仲太郎と親子として暮らすようだ。
2018年10月20日土曜日
柳橋ものがたり
柳橋ものがたり 船宿「篠屋」の綾 森真沙子
慶応二年 1866年秋
十三夜 綾28才は口入れ屋「内田」で柳橋の船宿「篠屋」を紹介され、十三夜まで目見えで働くことになった。
追ってに追われた男・梶原を同衾を装って助けた。梶原に短銃を預けられる。取りにきた梶原は、芸者・染香に金をつぎ込み、妻子と別れ、悪事に手を染めた与力を射殺した。綾は染香を諦め自殺場所を探しに旅に出ようとした梶原の目の前に与力が現れ、染香のために与力を殺したのだろうと考えた。
ここには金銭には替え難いものがある。見届けたいことが山ほどあるように思いここで働くことにした。
こんな所にも花びらが・・・ 白河藩から、篠屋の人気料理・きのこ尽くしを食べ、食あたりしたと言ってきた。きのこ中毒だという。篠屋の女将・簾は仙石医師に白河屋敷行きを頼んだ。綾は仙石医師の息子と白河屋敷に行く。綾はきのこ中毒と診断書を書かれる前に仙石医師・玄斎に四肢に紫斑があったので石見銀山中毒ではないかと問う。玄斎は自分で白河屋敷に行った。砒素中毒だった。食あたりの侍は国許からやってきた勘定方の不正を調べにきたものだった。勘定方五人で口裏を合わせ毒を飲ませていた。知らなかった向井が篠屋に苦情を言って来たのだった。女中・孝の息子・下っ引きの千吉が白河屋敷で調べてきた。板前の薪三郎は借りができたな。と綾を見た。
満天丸 身体の細い、船頭には不向きに見える男・竜太が船頭見習いで篠屋にやってきた。泳ぎも出来ず、当たり屋をしたり、世間の評判も良くない。だが、弱いもの苛めは放ってはおけない。溺れている人を助けようとする。船頭・磯次は仕込む気になっている。
秘めごと 篠屋の旦那・富五郎の妾の家で、綾は三遊亭円朝を紹介される。富五郎は円朝の贔屓だった。寄席の入場券を貰った。こっそり寄席に行った。綾との出会い現場をいい女に会った話として話されていた。綾は円朝を贔屓していた大店の娘に簪で狙われた。綾はいい女の一席を聞いたのだろう。娘は物狂いの診たてだった。
雪女の話 ほとけと思われた侍の脈があった。一面の雪、寒い朝、侍が倒れていた。気がつき、仙石医院に移された。侍の命が狙われた。旗本の次男・小寺悌次郎、江戸を出るという。悌次郎は借金返済と報償金百両のために京へ行き、誰かを斬ることを強いられている。三年前にも借金のために人を斬っていた。綾はご無事でと願う。
酒乱斎 綾は二階部屋から外を描く酒乱斎を泥棒の下見だと思った。本当の泥棒は酒乱斎の書いた絵の中にいた。芸妓の送り迎えをする箱屋の”安さん”だった。綾は酒乱斎に絵を描いてもらいその絵を貰った。綾は狂斎の絵だと思った。後の暁斎だ。
慶応二年 1866年秋
十三夜 綾28才は口入れ屋「内田」で柳橋の船宿「篠屋」を紹介され、十三夜まで目見えで働くことになった。
追ってに追われた男・梶原を同衾を装って助けた。梶原に短銃を預けられる。取りにきた梶原は、芸者・染香に金をつぎ込み、妻子と別れ、悪事に手を染めた与力を射殺した。綾は染香を諦め自殺場所を探しに旅に出ようとした梶原の目の前に与力が現れ、染香のために与力を殺したのだろうと考えた。
ここには金銭には替え難いものがある。見届けたいことが山ほどあるように思いここで働くことにした。
こんな所にも花びらが・・・ 白河藩から、篠屋の人気料理・きのこ尽くしを食べ、食あたりしたと言ってきた。きのこ中毒だという。篠屋の女将・簾は仙石医師に白河屋敷行きを頼んだ。綾は仙石医師の息子と白河屋敷に行く。綾はきのこ中毒と診断書を書かれる前に仙石医師・玄斎に四肢に紫斑があったので石見銀山中毒ではないかと問う。玄斎は自分で白河屋敷に行った。砒素中毒だった。食あたりの侍は国許からやってきた勘定方の不正を調べにきたものだった。勘定方五人で口裏を合わせ毒を飲ませていた。知らなかった向井が篠屋に苦情を言って来たのだった。女中・孝の息子・下っ引きの千吉が白河屋敷で調べてきた。板前の薪三郎は借りができたな。と綾を見た。
満天丸 身体の細い、船頭には不向きに見える男・竜太が船頭見習いで篠屋にやってきた。泳ぎも出来ず、当たり屋をしたり、世間の評判も良くない。だが、弱いもの苛めは放ってはおけない。溺れている人を助けようとする。船頭・磯次は仕込む気になっている。
秘めごと 篠屋の旦那・富五郎の妾の家で、綾は三遊亭円朝を紹介される。富五郎は円朝の贔屓だった。寄席の入場券を貰った。こっそり寄席に行った。綾との出会い現場をいい女に会った話として話されていた。綾は円朝を贔屓していた大店の娘に簪で狙われた。綾はいい女の一席を聞いたのだろう。娘は物狂いの診たてだった。
雪女の話 ほとけと思われた侍の脈があった。一面の雪、寒い朝、侍が倒れていた。気がつき、仙石医院に移された。侍の命が狙われた。旗本の次男・小寺悌次郎、江戸を出るという。悌次郎は借金返済と報償金百両のために京へ行き、誰かを斬ることを強いられている。三年前にも借金のために人を斬っていた。綾はご無事でと願う。
酒乱斎 綾は二階部屋から外を描く酒乱斎を泥棒の下見だと思った。本当の泥棒は酒乱斎の書いた絵の中にいた。芸妓の送り迎えをする箱屋の”安さん”だった。綾は酒乱斎に絵を描いてもらいその絵を貰った。綾は狂斎の絵だと思った。後の暁斎だ。
2018年10月15日月曜日
しゃばけシリーズ⑰ むすびつき
しゃばけシリーズ⑰ むすびつき 畠中恵
昔あった人 広徳寺の寛朝から付喪神になった蒼玉を見せられる。貧乏神・金次は二百年以上前の戦乱の世に出合った若長の話をする。若長は若旦那・の前世だという。蒼玉は若長の元に辿り着いたのだ。金次は買い取り蒼玉は若旦那の元に落ちついた。
ひと月半 若だんなが仁吉と佐助と一緒に箱根に湯治に行ってひと月半になる。自称、死神と言う者が三人集まる。白三郎と紅四郎と黒次郎。黒次郎は守狐だった。白三郎は長崎屋の近くの川で亡くなった船頭の幽霊だった。橋に捕らえられて、代わりが来まで成仏できなかった。白三郎は河童を代わりにしようとしていた。河童はいやがった。紅四郎たち死神は白三郎を強引に橋からはがし歩き始めた。白三郎は消えた。
むすびつき 鈴の付喪神・鈴彦姫の鈴がある五坂神社には星ノ倉宮司という神社の道具や飾り物を作るのが上手い職人がいた。五十年前に亡くなり、材料の金が無くなり、五坂神社はお金に困り、鈴彦姫の鈴が売られようとしていた。若だんなは星ノ倉宮司の書き残した物を調べ、金を探し出す。鈴の脇の小さな鈴たちが金の塊だった。五坂神社は金細工等を造れるようになり鈴は売られることがなくなった。鈴彦姫は若だんなが星ノ倉宮司の生まれ変わりだと思っていたが、星ノ倉宮司は金のことが心配で今でも幽霊としてこの世にいたことで生まれ変わりでないことが判った。
くわれる 若だんなの所に許嫁の於りんと一緒に、もみじと名乗る悪鬼が来た。三百年前に若さんは困ったことがあればおいでと言ってくれたと言う。もみじは一緒にきた青刃と無理矢理結婚させられると、親から逃げてきていた。若だんなの幼馴染み・安野屋で修行中の栄吉が、元兄弟子・雪屋が持ってきた味噌饅頭をヒントに作った味噌団子に嫉妬してもみじと於りんを誘拐した。二人を返して欲しければ団子を作るなと言ってくる。若だんなは広徳寺にいることを見抜き寺に行く。勾引かされたと思っていない二人がいた。
こわいものなし おしろたちが住む一軒屋の近くの長屋に病気の笹女が住んでいた。笹女が飼っている猫・ダンゴは猫又だった。おしろを通して長崎屋の薬を渡していた。笹女の隣に住む夕助はダンゴと笹女の話を聞き、人が生まれ変われることを知った。生まれ変われるなら死ぬことが怖くないと言う。若だんなは転生の話を寛朝にして貰うために船で広徳寺に行った。船上で女の子を攫い売に行く男と会った。夕助は女の子を助ける。広徳寺に着くと、広徳寺の僧と神宮寺の僧と神職が揉めていた。夕助は巻き込まれ亡くなった。大物主・祭神が現れ、夕助の輪廻転生を約束する。蝶になり魚になり夕助は早く生まれ変わる。若だんなは九官鳥になった夕助を笹女の所に預けた。
昔あった人 広徳寺の寛朝から付喪神になった蒼玉を見せられる。貧乏神・金次は二百年以上前の戦乱の世に出合った若長の話をする。若長は若旦那・の前世だという。蒼玉は若長の元に辿り着いたのだ。金次は買い取り蒼玉は若旦那の元に落ちついた。
ひと月半 若だんなが仁吉と佐助と一緒に箱根に湯治に行ってひと月半になる。自称、死神と言う者が三人集まる。白三郎と紅四郎と黒次郎。黒次郎は守狐だった。白三郎は長崎屋の近くの川で亡くなった船頭の幽霊だった。橋に捕らえられて、代わりが来まで成仏できなかった。白三郎は河童を代わりにしようとしていた。河童はいやがった。紅四郎たち死神は白三郎を強引に橋からはがし歩き始めた。白三郎は消えた。
むすびつき 鈴の付喪神・鈴彦姫の鈴がある五坂神社には星ノ倉宮司という神社の道具や飾り物を作るのが上手い職人がいた。五十年前に亡くなり、材料の金が無くなり、五坂神社はお金に困り、鈴彦姫の鈴が売られようとしていた。若だんなは星ノ倉宮司の書き残した物を調べ、金を探し出す。鈴の脇の小さな鈴たちが金の塊だった。五坂神社は金細工等を造れるようになり鈴は売られることがなくなった。鈴彦姫は若だんなが星ノ倉宮司の生まれ変わりだと思っていたが、星ノ倉宮司は金のことが心配で今でも幽霊としてこの世にいたことで生まれ変わりでないことが判った。
くわれる 若だんなの所に許嫁の於りんと一緒に、もみじと名乗る悪鬼が来た。三百年前に若さんは困ったことがあればおいでと言ってくれたと言う。もみじは一緒にきた青刃と無理矢理結婚させられると、親から逃げてきていた。若だんなの幼馴染み・安野屋で修行中の栄吉が、元兄弟子・雪屋が持ってきた味噌饅頭をヒントに作った味噌団子に嫉妬してもみじと於りんを誘拐した。二人を返して欲しければ団子を作るなと言ってくる。若だんなは広徳寺にいることを見抜き寺に行く。勾引かされたと思っていない二人がいた。
こわいものなし おしろたちが住む一軒屋の近くの長屋に病気の笹女が住んでいた。笹女が飼っている猫・ダンゴは猫又だった。おしろを通して長崎屋の薬を渡していた。笹女の隣に住む夕助はダンゴと笹女の話を聞き、人が生まれ変われることを知った。生まれ変われるなら死ぬことが怖くないと言う。若だんなは転生の話を寛朝にして貰うために船で広徳寺に行った。船上で女の子を攫い売に行く男と会った。夕助は女の子を助ける。広徳寺に着くと、広徳寺の僧と神宮寺の僧と神職が揉めていた。夕助は巻き込まれ亡くなった。大物主・祭神が現れ、夕助の輪廻転生を約束する。蝶になり魚になり夕助は早く生まれ変わる。若だんなは九官鳥になった夕助を笹女の所に預けた。
2018年10月14日日曜日
新・酔いどれ小藤次〈十二〉 夏の雪
新・酔いどれ小藤次〈十二〉 夏の雪 佐伯泰英
十一が読めていない。
小藤次と駿太郎親子は、白書院下段の間で十一代将軍・家斉と世子・家慶と御目見得した。帝鑑の間には幕閣要人が、反対側には大名が控えていた。二人は広縁で真剣で来島水軍流正剣十手、序の舞を披露した。五升の酒を飲み干し、小藤次が作った久慈行灯を並べ、紙束を斬り分け雪のように見せた。小姓たちも加わり色紙を斬り分け花火に見せた。
大名から望外川荘に四斗樽の酒が次々と届く。
駿太郎の乳母・さとの父親・俊吉は花火作り名人だった。右手が不自由になり仕事を辞め、病に臥せっていた。息子・華吉は花火職人だが半人前だった。俊吉のいた緒方屋は今年でお終いかとも言われている。不景気な上に職人がいない。小藤次は俊吉の最期のため、緒方屋に花火を頼み、俊吉が職人を教えることを許してもらう。俊吉は最後の気力で息子と職人たちに自分の技を気持ちを教え込む。
大名から届けられた酒樽を三河蔦屋に引き取ってもらい四十両で打ち上げ花火を頼んだ。
市川團十郎を強請る、南町奉行所の悪清水と呼ばれ奉行も手を焼いている非常取締掛与力を倒した。
川開きの日、鍵屋玉屋が終わった後、水戸家石揚場から緒方屋の乱れ打ちが上がり、華吉の上げる尺玉が上がった。俊吉は満足げに微笑みながら亡くなった。大名には酒樽の行き場が手紙で知らされ、家斉も花火見物をしたようだ。
駿太郎の実父の墓に参り、老中・青山忠裕の誘いもあり父母の故郷・丹波篠山へ行こうと言う話になる。
十一が読めていない。
小藤次と駿太郎親子は、白書院下段の間で十一代将軍・家斉と世子・家慶と御目見得した。帝鑑の間には幕閣要人が、反対側には大名が控えていた。二人は広縁で真剣で来島水軍流正剣十手、序の舞を披露した。五升の酒を飲み干し、小藤次が作った久慈行灯を並べ、紙束を斬り分け雪のように見せた。小姓たちも加わり色紙を斬り分け花火に見せた。
大名から望外川荘に四斗樽の酒が次々と届く。
駿太郎の乳母・さとの父親・俊吉は花火作り名人だった。右手が不自由になり仕事を辞め、病に臥せっていた。息子・華吉は花火職人だが半人前だった。俊吉のいた緒方屋は今年でお終いかとも言われている。不景気な上に職人がいない。小藤次は俊吉の最期のため、緒方屋に花火を頼み、俊吉が職人を教えることを許してもらう。俊吉は最後の気力で息子と職人たちに自分の技を気持ちを教え込む。
大名から届けられた酒樽を三河蔦屋に引き取ってもらい四十両で打ち上げ花火を頼んだ。
市川團十郎を強請る、南町奉行所の悪清水と呼ばれ奉行も手を焼いている非常取締掛与力を倒した。
川開きの日、鍵屋玉屋が終わった後、水戸家石揚場から緒方屋の乱れ打ちが上がり、華吉の上げる尺玉が上がった。俊吉は満足げに微笑みながら亡くなった。大名には酒樽の行き場が手紙で知らされ、家斉も花火見物をしたようだ。
駿太郎の実父の墓に参り、老中・青山忠裕の誘いもあり父母の故郷・丹波篠山へ行こうと言う話になる。
2018年10月10日水曜日
桜風堂ものがたり 星をつなぐ手
桜風堂ものがたり 星をつなぐ手 村山早紀
山間の小さな書店・桜風堂書店店員の月原一整が、いろんな人の好意で、店長の夢・サイン会をすることを叶える。
出演者 月原一整 桜風堂書店店員。胡蝶亭
宇佐美苑絵 銀河堂書店児童書担当。絵が得意。一整を慕う。
三神渚砂 銀河堂書店文芸担当。苑絵の幼馴染み。星のカケス
柳田六朗太 銀河堂店長。一整を気遣う。
金田丈 銀河堂書店オーナー。風早の偉人
桜風堂店主 明治から続く店を一整に託す。
透 桜風堂店主の孫。桜風堂でアルバイト
藤森章太郎 音楽喫茶「風猫」の店主。元出版社の名編集長
沢本来未 漫画家の道を断念。小野田文具店の二階で引きこもり。
沢本毬乃 小野田文具店店主。染織家。来未の姉
蓬野純也 売れっ子作家。一整の従兄弟。
高岡源 「紺碧の疾風」の著者。五十を過ぎて売れっ子に。
団重彦 デビュー作「四月の魚」。一整が見出しベストセラーに。
柏葉鳴海 大女優、元スーパーアイドル
福本薫 桜野町町会長
大野悟 福和出版社営業
夏野耕陽 渚砂の離別した父。出版社編集者
山間の小さな書店・桜風堂書店店員の月原一整が、いろんな人の好意で、店長の夢・サイン会をすることを叶える。
出演者 月原一整 桜風堂書店店員。胡蝶亭
宇佐美苑絵 銀河堂書店児童書担当。絵が得意。一整を慕う。
三神渚砂 銀河堂書店文芸担当。苑絵の幼馴染み。星のカケス
柳田六朗太 銀河堂店長。一整を気遣う。
金田丈 銀河堂書店オーナー。風早の偉人
桜風堂店主 明治から続く店を一整に託す。
透 桜風堂店主の孫。桜風堂でアルバイト
藤森章太郎 音楽喫茶「風猫」の店主。元出版社の名編集長
沢本来未 漫画家の道を断念。小野田文具店の二階で引きこもり。
沢本毬乃 小野田文具店店主。染織家。来未の姉
蓬野純也 売れっ子作家。一整の従兄弟。
高岡源 「紺碧の疾風」の著者。五十を過ぎて売れっ子に。
団重彦 デビュー作「四月の魚」。一整が見出しベストセラーに。
柏葉鳴海 大女優、元スーパーアイドル
福本薫 桜野町町会長
大野悟 福和出版社営業
夏野耕陽 渚砂の離別した父。出版社編集者
2018年10月9日火曜日
剣客船頭(二十)男泣き川
剣客船頭(二十)男泣き川 完 稲葉稔
音松は沢村伝次郎が定町回りの同心だった時小者をしていた。今は万と油屋を営んでいるが、時折伝次郎の探索の共をしている。音松は下崎勘兵衛が敵の益川左馬之助に斬られ死ぬところに出会した。為に知り合いの定町廻り同心・中村直吉郎を助けて、益川を探すことにした。下崎の父親が益川に斬られたのは十年前、益川が冬という女と一緒にいることが分かった。音松は冬の似顔絵を持って探していた。益川に近付いた音松は斬られた。
音松の死を看取った伝次郎は益川を探す。冬は千草の近くに店を出し、命を狙われた女・ことだった。ことが冬だった。益川は道場破りをし、二十両を稼ぎ、益川は冬に店を持たせて別れ、今は冬の妹・光と一緒にいた。益川は道場破りをした道場の門弟にも追われていた。
逃げる益川と光、追う伝次郎、自分たちが討とうとする道場の門弟。光を囮にして益川は反対に逃げる。光を追う道場の門弟、伝次郎が益川を討つ寸前、中村に止められ益川は捕まる。ことを狙ったのは冬だった。ことには冬が捕まったことを話していない。
中村は伝次郎に形が変わるが奉行所に帰ってこないかという。もったいない。伝次郎は船頭が気に入っているという。音松にすまないと泣く伝次郎。
音松は沢村伝次郎が定町回りの同心だった時小者をしていた。今は万と油屋を営んでいるが、時折伝次郎の探索の共をしている。音松は下崎勘兵衛が敵の益川左馬之助に斬られ死ぬところに出会した。為に知り合いの定町廻り同心・中村直吉郎を助けて、益川を探すことにした。下崎の父親が益川に斬られたのは十年前、益川が冬という女と一緒にいることが分かった。音松は冬の似顔絵を持って探していた。益川に近付いた音松は斬られた。
音松の死を看取った伝次郎は益川を探す。冬は千草の近くに店を出し、命を狙われた女・ことだった。ことが冬だった。益川は道場破りをし、二十両を稼ぎ、益川は冬に店を持たせて別れ、今は冬の妹・光と一緒にいた。益川は道場破りをした道場の門弟にも追われていた。
逃げる益川と光、追う伝次郎、自分たちが討とうとする道場の門弟。光を囮にして益川は反対に逃げる。光を追う道場の門弟、伝次郎が益川を討つ寸前、中村に止められ益川は捕まる。ことを狙ったのは冬だった。ことには冬が捕まったことを話していない。
中村は伝次郎に形が変わるが奉行所に帰ってこないかという。もったいない。伝次郎は船頭が気に入っているという。音松にすまないと泣く伝次郎。
2018年10月8日月曜日
隅田川御用帳(十八) 秋の蟬
隅田川御用帳(十八) 秋の蟬 完 藤原緋沙子
ほととぎす 十四郎は橋から身投げをしようとしていた女・加奈を助けた。万引きを疑われ家に帰れないと言った。加奈は八百石の旗本の姫様だったが、浪人・島田禎治郎と一緒になり、勘当されていた。禎治郎の母親は旗本の娘と一緒になれば良い生活が出来ると考えたが、勘当され当てが外れたため、加奈に辛く当たった。禎治郎に、木綿問屋丹波屋の婿の話が持ち上がり、加奈を離縁するために小間物屋を買収し万引き事件をでっちあげた。行く所が無いという加奈を橘屋が預かり、禎治郎から離縁状を預かる。登勢は加奈の実家・斎藤家と掛け合い加奈の勘当を解いてもらい、一日親元で挨拶するが、加奈は万寿院の元で修行する道を選んだ。
秋の蟬 登勢は十年前に橘屋に世話になり離婚が成立した紀州屋が、離婚した元妻・きよと息子・吉次郎を探して欲しいと言ってきた。十年前とは、登勢が橘屋に嫁ぐ前だった。主・徳兵衛は六年前に亡くなった。紀州屋の離婚は姑が後妻のきよを気に入らなかった。姑は去年亡くなった。先妻の息子も亡くなり、跡取りがいなくなった。また、紀州屋喜兵衛が襲われ怪我をした。跡取りを考えてきよと吉次郎を探す気になったと言う。
橘屋はみんなできよを探した。そんな時、紀州屋に賊が入るという投げ込みがあった。二度目の投げ込みには、押し入る日が書いてあった。投げ込んだのはきよだと分かった。きよは拾った財布を自分の物にしようと思った所に岡っ引き・力蔵が現れ、七両を力蔵が取り、きよに一両を渡した。きよは財布に入れ、草むらに放置したが、それ以後力蔵は付きまとうようになった。
隠居の世話をするようになり隠れ暮らしていたが、力蔵に見付かった。紀州屋の間取りを書くように言われ、間違っていたら息子を殺すと言われた。出鱈目を書いて渡したと言う。そして知らせていた。十四郎に話した。紀州屋に押し入った猫目の宇兵衛一味が捕まった。
嘗役の力蔵は十手を預けていた同心に捕まった。一両入った財布は持ち主に返っていたことが分かりきよの言った通だった。喜兵衛を襲ったのは、落とした根付けから、養子話があった親戚の息子だとわかった。力蔵や宇兵衛とも繋がっていた。
きよは恩人の隠居の世話を続ける。吉次郎は喜兵衛に会った。喜兵衛は吉次郎の手形を押した紙を大切にしていた。
登勢は離縁が成立した後の女の生活も支援しなければと思った。そのために料亭三ツ屋を作っていた。離縁した女が働いていた。
十四郎は楽翁の側近、藩士になった。
ほととぎす 十四郎は橋から身投げをしようとしていた女・加奈を助けた。万引きを疑われ家に帰れないと言った。加奈は八百石の旗本の姫様だったが、浪人・島田禎治郎と一緒になり、勘当されていた。禎治郎の母親は旗本の娘と一緒になれば良い生活が出来ると考えたが、勘当され当てが外れたため、加奈に辛く当たった。禎治郎に、木綿問屋丹波屋の婿の話が持ち上がり、加奈を離縁するために小間物屋を買収し万引き事件をでっちあげた。行く所が無いという加奈を橘屋が預かり、禎治郎から離縁状を預かる。登勢は加奈の実家・斎藤家と掛け合い加奈の勘当を解いてもらい、一日親元で挨拶するが、加奈は万寿院の元で修行する道を選んだ。
秋の蟬 登勢は十年前に橘屋に世話になり離婚が成立した紀州屋が、離婚した元妻・きよと息子・吉次郎を探して欲しいと言ってきた。十年前とは、登勢が橘屋に嫁ぐ前だった。主・徳兵衛は六年前に亡くなった。紀州屋の離婚は姑が後妻のきよを気に入らなかった。姑は去年亡くなった。先妻の息子も亡くなり、跡取りがいなくなった。また、紀州屋喜兵衛が襲われ怪我をした。跡取りを考えてきよと吉次郎を探す気になったと言う。
橘屋はみんなできよを探した。そんな時、紀州屋に賊が入るという投げ込みがあった。二度目の投げ込みには、押し入る日が書いてあった。投げ込んだのはきよだと分かった。きよは拾った財布を自分の物にしようと思った所に岡っ引き・力蔵が現れ、七両を力蔵が取り、きよに一両を渡した。きよは財布に入れ、草むらに放置したが、それ以後力蔵は付きまとうようになった。
隠居の世話をするようになり隠れ暮らしていたが、力蔵に見付かった。紀州屋の間取りを書くように言われ、間違っていたら息子を殺すと言われた。出鱈目を書いて渡したと言う。そして知らせていた。十四郎に話した。紀州屋に押し入った猫目の宇兵衛一味が捕まった。
嘗役の力蔵は十手を預けていた同心に捕まった。一両入った財布は持ち主に返っていたことが分かりきよの言った通だった。喜兵衛を襲ったのは、落とした根付けから、養子話があった親戚の息子だとわかった。力蔵や宇兵衛とも繋がっていた。
きよは恩人の隠居の世話を続ける。吉次郎は喜兵衛に会った。喜兵衛は吉次郎の手形を押した紙を大切にしていた。
登勢は離縁が成立した後の女の生活も支援しなければと思った。そのために料亭三ツ屋を作っていた。離縁した女が働いていた。
十四郎は楽翁の側近、藩士になった。
2018年10月7日日曜日
新・古着屋総兵衛 第十六巻
新・古着屋総兵衛 第十六巻 敦盛おくり 佐伯泰英
文化三年 1806年
七度目の古着大市が近付く。
関東取締出役・通称八州廻りが新しく出来、快く思わない者の企みに巻き込まれる。
商家に関東取締出役を名乗り、費用の寄付を言い寄る族が現れた。古着大市に目を付けた武士が大黒屋にも訪れた。始めは、支配・勘定奉行綾沼越後守惟親を疑ったが、八州廻りに回られては迷惑に思う者が、評判を落とすためにやっていることが判った。
直参旗本七千五百石御書院番頭・松平摂津守公長の入れ知恵で関八州に知行地を持つ旗本が十家ほどが、知行地で賭場を開き上がりを収入にしていた。賭場を潰されることを恐れ、偽の関東出役を江戸で暗躍させ評判を落とし、組織を廃絶させようとした。目付が動いた時、各家の用人が自裁して内所が判らなくなっていた。賭場はなくなるだろう。
古着市の最中、昼間に潜り込み隠れていた摂津守が夜出没。総兵衛の前に現れる。異変を察した大黒屋の世話になっている築後平十郎もやってくる。総兵衛がする神君の命により幕府を護る大黒屋の話、敦盛を謡い舞い終わった時、摂津守は倒れた。影が現れ三人が運ばれて行った。
古着大市の見せ物は、おこも上がりの中吉の昔馴染みの曲芸の親子だった。
イマサカ号と大黒丸でバタヴィアに仕入れにいっていた。新しい船を造る計画があった。船体の骨格がほぼ完成している建造途中の船を買い取り完成させることにした。想定より大きい、船内の設計を変える金銭的な話し合いがあった。信一郎は十人を建造に携わらせてもらう。
信一郎の妻・りんが懐妊した。
イマサカ号と大黒丸の帰りを待って、総兵衛と桜子の祝言をすることになるだろう。
文化三年 1806年
七度目の古着大市が近付く。
関東取締出役・通称八州廻りが新しく出来、快く思わない者の企みに巻き込まれる。
商家に関東取締出役を名乗り、費用の寄付を言い寄る族が現れた。古着大市に目を付けた武士が大黒屋にも訪れた。始めは、支配・勘定奉行綾沼越後守惟親を疑ったが、八州廻りに回られては迷惑に思う者が、評判を落とすためにやっていることが判った。
直参旗本七千五百石御書院番頭・松平摂津守公長の入れ知恵で関八州に知行地を持つ旗本が十家ほどが、知行地で賭場を開き上がりを収入にしていた。賭場を潰されることを恐れ、偽の関東出役を江戸で暗躍させ評判を落とし、組織を廃絶させようとした。目付が動いた時、各家の用人が自裁して内所が判らなくなっていた。賭場はなくなるだろう。
古着市の最中、昼間に潜り込み隠れていた摂津守が夜出没。総兵衛の前に現れる。異変を察した大黒屋の世話になっている築後平十郎もやってくる。総兵衛がする神君の命により幕府を護る大黒屋の話、敦盛を謡い舞い終わった時、摂津守は倒れた。影が現れ三人が運ばれて行った。
古着大市の見せ物は、おこも上がりの中吉の昔馴染みの曲芸の親子だった。
イマサカ号と大黒丸でバタヴィアに仕入れにいっていた。新しい船を造る計画があった。船体の骨格がほぼ完成している建造途中の船を買い取り完成させることにした。想定より大きい、船内の設計を変える金銭的な話し合いがあった。信一郎は十人を建造に携わらせてもらう。
信一郎の妻・りんが懐妊した。
イマサカ号と大黒丸の帰りを待って、総兵衛と桜子の祝言をすることになるだろう。
2018年10月6日土曜日
江戸の御庭番〈2〉 源氏天一坊
江戸の御庭番〈2〉 源氏天一坊 藤井邦夫
妖刀・村正で乱心した家来・黒木清十郎が、主・側衆の一人阿部左京大夫を殺して逃げていた。御庭之者・倉沢喬四郎は、吉宗から黒木がどこで村正を手に入れたかを調べ村正を持参せよと命令される。
黒木は村正を手に入れ仕官しようとする浪人に村正を奪われた。喬四郎は浪人から村正を手に入れ吉宗に渡す。この頃浪人の悪事が増えていた。上様お声がかりで新しい大名か旗本家を立てる話があり、金を払えば浪人に仕官の口が貰えると噂があった。喬四郎が噂の出所、お金を集めているものを調べると、吉宗の天一坊が出てきた。
吉宗は天一坊を認めず、喬四郎に斬ることを命じる。喬四郎は担がれてる天一坊を逃がし、担いでいる者を斬った。一連の騒ぎは騙りとされ、贋ご落胤一味は死罪になった。
妖刀・村正で乱心した家来・黒木清十郎が、主・側衆の一人阿部左京大夫を殺して逃げていた。御庭之者・倉沢喬四郎は、吉宗から黒木がどこで村正を手に入れたかを調べ村正を持参せよと命令される。
黒木は村正を手に入れ仕官しようとする浪人に村正を奪われた。喬四郎は浪人から村正を手に入れ吉宗に渡す。この頃浪人の悪事が増えていた。上様お声がかりで新しい大名か旗本家を立てる話があり、金を払えば浪人に仕官の口が貰えると噂があった。喬四郎が噂の出所、お金を集めているものを調べると、吉宗の天一坊が出てきた。
吉宗は天一坊を認めず、喬四郎に斬ることを命じる。喬四郎は担がれてる天一坊を逃がし、担いでいる者を斬った。一連の騒ぎは騙りとされ、贋ご落胤一味は死罪になった。
2018年10月5日金曜日
おれは一万石⑥ 一揆の声
おれは一万石⑥ 一揆の声 千野隆司
天明七年 1787年
今年も冷夏で凶作だった。六割の出来だった。高岡藩の五公五民になった。少し取れ高の高かった五村に百五十俵の貸し米を求めた。貸し米を中止して欲しかった。嘆願書には四公六民に戻して欲しいとも書いた。五村を合わせて総右衛門が嘆願書を持って代官所・大河原の所へ行った。嘆願書を受け取り高岡陣屋に取り次いで欲しかった。受け取ってもらえないことで百姓が門前で石を投げた。総右衛門は牢に入れられ、嘆願書は陣屋へ送られた。中老の河島は強訴と言えない思い、江戸に伝えるようにと考えたが、国家老の児島は江戸に連絡しなかった。百姓たちは一揆の用意をする。江戸から来た相馬屋楽太郎と連れてきた三人が百姓たちを煽っていた。
河島は児島が江戸に連絡をしていないことを知った。百姓のなだめ役に児島は須賀を選んだ。
事情を知った世子・正紀は総右衛門を牢から出し、食事も同じものを出すように指示する。
正紀は相馬屋を調べ、風邪と称し部屋に閉じこもり、実は高岡村に走る。
百姓が一揆で村にいない間に楽太郎たちは村の蔵から米や麦を奪う。娘や子供も連れ江戸へ行く。百姓を脅して協力させる。境川の船に積み込んでいる所に正紀は行き着くが、子供を盾にされ百石船は外海に逃げた。正紀は須賀と楽太郎の繋がりを知っていた。高岡で須賀の動きを見ることにした。正紀は百五十俵の貸し米を取りやめにし、名主総右衛門を重追放にする。総右衛門の次男が取手にいる。総右衛門と宇左衛門を含め相談した。正紀の印籠の家紋を見、相談したのが誰か分かったようだ。一揆は中止された。
須賀が動くのを待ち、船の場所を探し、娘たちと米を取り返した。須賀は自死した。児島は江戸で連絡を怠ったため叱責され三月の蟄居になった。幕閣からは処罰が甘いと言われた。死罪にすることが藩や領民のためになるとは思えなかった。
府中藩でも一揆が起った。藩は討伐隊を出した。武力で解決を見たが、百姓たちは納得しておらず、火種は各地に残っているらしい。
天明七年 1787年
今年も冷夏で凶作だった。六割の出来だった。高岡藩の五公五民になった。少し取れ高の高かった五村に百五十俵の貸し米を求めた。貸し米を中止して欲しかった。嘆願書には四公六民に戻して欲しいとも書いた。五村を合わせて総右衛門が嘆願書を持って代官所・大河原の所へ行った。嘆願書を受け取り高岡陣屋に取り次いで欲しかった。受け取ってもらえないことで百姓が門前で石を投げた。総右衛門は牢に入れられ、嘆願書は陣屋へ送られた。中老の河島は強訴と言えない思い、江戸に伝えるようにと考えたが、国家老の児島は江戸に連絡しなかった。百姓たちは一揆の用意をする。江戸から来た相馬屋楽太郎と連れてきた三人が百姓たちを煽っていた。
河島は児島が江戸に連絡をしていないことを知った。百姓のなだめ役に児島は須賀を選んだ。
事情を知った世子・正紀は総右衛門を牢から出し、食事も同じものを出すように指示する。
正紀は相馬屋を調べ、風邪と称し部屋に閉じこもり、実は高岡村に走る。
百姓が一揆で村にいない間に楽太郎たちは村の蔵から米や麦を奪う。娘や子供も連れ江戸へ行く。百姓を脅して協力させる。境川の船に積み込んでいる所に正紀は行き着くが、子供を盾にされ百石船は外海に逃げた。正紀は須賀と楽太郎の繋がりを知っていた。高岡で須賀の動きを見ることにした。正紀は百五十俵の貸し米を取りやめにし、名主総右衛門を重追放にする。総右衛門の次男が取手にいる。総右衛門と宇左衛門を含め相談した。正紀の印籠の家紋を見、相談したのが誰か分かったようだ。一揆は中止された。
須賀が動くのを待ち、船の場所を探し、娘たちと米を取り返した。須賀は自死した。児島は江戸で連絡を怠ったため叱責され三月の蟄居になった。幕閣からは処罰が甘いと言われた。死罪にすることが藩や領民のためになるとは思えなかった。
府中藩でも一揆が起った。藩は討伐隊を出した。武力で解決を見たが、百姓たちは納得しておらず、火種は各地に残っているらしい。
2018年10月3日水曜日
新・まほろし銀次捕物帳②
新・まほろし銀次捕物帳② 鬼の隠れ蓑 鳥羽亮
商家の娘が勾引かされる。二件目のようだが、一件目の商家から訴えがあったわけではなかった。一件目の事件を知らされていた峰助親分が殺された。一件目の店・呉服屋富永屋は一千両出したが、未だ娘は帰ってなかった。五百両の追加が来ていた。
銀次は向井藤三郎に助けられていた。向井は道場主で銀次が使うまほろしという特殊な武器の稽古に道場を借りた。二件目の料理屋松島屋も娘・春が勾引かされたことを認めた。
料理屋大黒屋の離れに住む、闇の甚蔵が指図していることが分かった。牢人は笠原源之助と 赤尾だった。娘の監禁場所を突き止め、娘を救い出して甚蔵を捕らえる。
商家の娘が勾引かされる。二件目のようだが、一件目の商家から訴えがあったわけではなかった。一件目の事件を知らされていた峰助親分が殺された。一件目の店・呉服屋富永屋は一千両出したが、未だ娘は帰ってなかった。五百両の追加が来ていた。
銀次は向井藤三郎に助けられていた。向井は道場主で銀次が使うまほろしという特殊な武器の稽古に道場を借りた。二件目の料理屋松島屋も娘・春が勾引かされたことを認めた。
料理屋大黒屋の離れに住む、闇の甚蔵が指図していることが分かった。牢人は笠原源之助と 赤尾だった。娘の監禁場所を突き止め、娘を救い出して甚蔵を捕らえる。
2018年10月2日火曜日
京都寺町三条のホームズ
京都寺町三条のホームズ 567896.5 望月麻衣
通しで読みました。
四 八坂さんから清水寺 祖母・椿と逢う 誠司の離婚理由 ビスクドール
2月14日 バレンタイン 吉田山荘 探偵・小松
利休の祖父・斉藤右近 お宝拝見 楽焼き茶碗八椀・目利きテスト
五 3月25、26日 城崎旅行 佐織の恋人・米山
4月1日 ホームズ会
4月 土曜日 サッカー応援
4月 円生 志野茶碗盗む 10日 互いに告白
六 「暁」事件 探偵小松
5月3日 葵の18才の誕生パーティ前、元彼現れる
ワンピース 靴 葵の花のペンダント
六.五 葵の18才の誕生日パーティ 椿から訪問着プレゼント
七 5月半ば 清貴海外から帰国
ミュシャのリトグラフとブレスレットウォッチの土産
7月 鷹峯斎藤家でプレお茶会 大徳寺
8月 琵琶湖花火大会
10月 円生白磁の香合をもって蔵へ
12月 円生 葵の前に現れる。清貴より別れ宣言
2月 店長と吉田神社節分祭
2月15日 蔵で円生、清貴、葵三人で会う。白磁の香炉
別れ撤回
3月 円生・菅原真也から蔵へ絵が届く
八 葵 大学1年生 清貴 大学院卒業
4月〜6月 清貴 八幡市の松花堂庭園・美術館勤務
葵 偶然 清貴の講演会に行く
5月3日 レストランで食事 葵19才の誕生日 紬の着物
8月〜10月 「UEDコンサルタント」で社長秘書
11月 メトロポリタン美術館のキュレーター トーマス・ホプキンスのアシスタント
12月16日 清貴 葵の家に来る
25日 葵の家の近くの教会に 自転車のリメイク、葵の花の指輪
1月5日 新年会 円生・柳原先生の弟子のお披露目会
九 1月 円生 蔵へ骨董市の茶碗を持って 藤原雄
清貴 幸谷酒造勤務
出町桝形商店街 和歌に合わせたフラワーアレンジメント
店長来店 清貴も来る
2月 円生 幸谷酒造へ
14日 葵 車の免許を取得 嵯峨野でーと
3月 東京で予備校講師 大学臨時講師
枚方パーク 清貴 秋人一日マネージャー
通しで読みました。
四 八坂さんから清水寺 祖母・椿と逢う 誠司の離婚理由 ビスクドール
2月14日 バレンタイン 吉田山荘 探偵・小松
利休の祖父・斉藤右近 お宝拝見 楽焼き茶碗八椀・目利きテスト
五 3月25、26日 城崎旅行 佐織の恋人・米山
4月1日 ホームズ会
4月 土曜日 サッカー応援
4月 円生 志野茶碗盗む 10日 互いに告白
六 「暁」事件 探偵小松
5月3日 葵の18才の誕生パーティ前、元彼現れる
ワンピース 靴 葵の花のペンダント
六.五 葵の18才の誕生日パーティ 椿から訪問着プレゼント
七 5月半ば 清貴海外から帰国
ミュシャのリトグラフとブレスレットウォッチの土産
7月 鷹峯斎藤家でプレお茶会 大徳寺
8月 琵琶湖花火大会
10月 円生白磁の香合をもって蔵へ
12月 円生 葵の前に現れる。清貴より別れ宣言
2月 店長と吉田神社節分祭
2月15日 蔵で円生、清貴、葵三人で会う。白磁の香炉
別れ撤回
3月 円生・菅原真也から蔵へ絵が届く
八 葵 大学1年生 清貴 大学院卒業
4月〜6月 清貴 八幡市の松花堂庭園・美術館勤務
葵 偶然 清貴の講演会に行く
5月3日 レストランで食事 葵19才の誕生日 紬の着物
8月〜10月 「UEDコンサルタント」で社長秘書
11月 メトロポリタン美術館のキュレーター トーマス・ホプキンスのアシスタント
12月16日 清貴 葵の家に来る
25日 葵の家の近くの教会に 自転車のリメイク、葵の花の指輪
1月5日 新年会 円生・柳原先生の弟子のお披露目会
九 1月 円生 蔵へ骨董市の茶碗を持って 藤原雄
清貴 幸谷酒造勤務
出町桝形商店街 和歌に合わせたフラワーアレンジメント
店長来店 清貴も来る
2月 円生 幸谷酒造へ
14日 葵 車の免許を取得 嵯峨野でーと
3月 東京で予備校講師 大学臨時講師
枚方パーク 清貴 秋人一日マネージャー
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