2019年1月16日水曜日

料理人季蔵捕物控㊱ 鴨ぱりぱり

料理人季蔵捕物控㊱ 鴨ぱりぱり 和田はつ子
 行方不明になっていた若い女の遺体が発見された。捕まった犯人は絵師・秋川清州。塩梅屋の常連客の北町同心田端宗太郎の妻・美代の幼馴染み玉の夫だった。美代は元岡っ引きで犯人探しを始めた。清州は犯人で無いことが証明され牢をでる。
 清州は十七年前に勾引かされた同心岡村の息子だった。筆頭同心長田精兵衛は悪と手を結び闇の社会に君臨していた。十七年前、長田と息子が殺され、生まれた孫が勾引かされた。岡村の息子と長田の孫は悪に、裏切らない者に仕立てられていた。育てたのは長田にに逃がして貰った盗賊、坊主・順円になっていた。岡田は息子を探し続けた。長田の悪を調べていた今は亡き井沢ともはなしていた。井沢は調べ帳を残していた。
 岡田は、順円と二人の若者(勾引かされ筋金入りの悪人に育てられた、一人は清州)を殺して亡くなった。順円がすべての罪を被った。
 玉も殺されたが、美代には玉と清州は江戸から出たと知らされた。
 怪我をした、食の細い田端のために鶏のかりかりあげを作った。
 

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