2021年12月13日月曜日

京都寺町三条のホームズ17

京都寺町三条のホームズ17  望月麻衣
 〜見習いキュレーターの健闘と迷いの森/後編〜
 
 小松探偵事務所は、田所敦子から佐田と智花の結婚話を壊して欲しいと頼まれる。
清貴は、智花と佐田から何故結婚に反対するのか調べて欲しいと頼まれる。

 葵は円生の展覧会の準備に忙しい。葵は展示に神戸切子を取り入れる。円生は偽絵を描いていた頃の知り合いから、何を書いても贋絵しか描けないと言われ展示会を止めようと思った。清貴の自己肯定感が低いとか、僕がエージェントになってあげると言われ、葵の考えた展示会場に行く。神戸切子のクリエーターチームに円生の幼なじみユキがいた。円生は自作に救われた。次の日から展示会は開かれた。

 円生に偽物しか描けないと言った男・風雅。清貴が初めて見つけ出した画家だった。コンクール展示会と迫って来たものに負け、薬物に手を出し潰れていった人物だった。

 田所敦子の離婚した男の再婚相手が、佐田の母親だった。敦子の息子と佐田は腹違いの兄弟だった。佐田の母親も離婚していた。離婚した男の家は呪術の家だった。敦子は呪われていると思っていた。子供を護るために敦子が、探し出し渡した水晶のブレスレットを佐田が付けていた。ホームズは佐田と敦子の息子・博樹の二人に話しをした。呪いは家に付くもので血には関係がないと。博樹は陰で悪口を言われた思いを口にするが、円生に、母親に捨てられてはいないとか、正面から大人に言われたことは無いだろうとか言われる。
 佐田は兄のいたことを喜んだ。博樹は呪いなんて関係なかったと母親に思われようと考えた。

 香織は春樹を好きだと言うが、春樹は前の彼女を思っている。

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