はぐれ又兵衛例繰控一 駆込み女 坂岡真
南町奉行所で例繰方の与力を務める平手又兵衛38は「はぐれ」と呼ばれる変わり者。過去の類例を完璧に諳んじる驚異的な記憶力で仕事はそつ無くこなすがやっかい事には無関心。
駆込み女 奉行所に駆け込んできた女郎の死をきっかけに、幼馴染の鍼医者・長元坊と悪党退治に乗り出す。父母を亡くし天涯孤独の又兵衛を元気づけてくれた行きずりの少女・あさだった。十年前あさは奉公先の娘と間違えられ勾引かされ、行方知れずになった。あさを勾引かした者、豊前屋 中津藩普請奉行 定町廻り同心 元締め等。豊前屋から四千両出させる。あさが代わりに勾引かされた娘に千両を渡す。
師匠が持ってきた見合いに行きそびれた。
はぐれ又兵衛例繰控二 鯖断ち 坂岡真
長元坊に金貸し殺しの疑いがかかった。北町に捕まった。又兵衛は北町の同心から十手を預かる男を捕まえる。切れ者と言われる与力の悪を憎む気持ちに賭けた。長元坊は牢から出された。
元旗本の静香の父親が改易になった理由が判る。
静香と一緒に、父母も来た。一緒に住む。
はぐれ又兵衛例繰控三 目白鮫 坂岡真
妻・静香の前夫・火盗改長官の息子が、捕まえた盗賊を逃がす。又兵衛が長官宅に乗り込んだ時、長官下の同心たちが、又兵衛の味方に付く。
静香と祝言を挙げる。奉行から祝い酒が届く。
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