警視庁捜査二課・郷間班 トラブルメーカー 梶永正史
巡査・鈴木の場合 郷間彩香32才 警視庁捜査二課村瀬班に配属。捜査中、捜査一課の父病死
鈴木27才 保守的で平和主義 和を乱す者は苦手。世渡り上手、マルチプレイヤー。
赤坂署と共同で投資詐欺を追う。郷間は捜査が手ぬるいという。赤坂署は動き出した。
五百万を被疑者に渡そうとしている人がいる。被害者が増えないように鈴木と郷間は二人の前に出、お金を預けることを阻止する。証拠隠滅させないためマンションに家宅捜査が入った。見つけたお金から被害者の指紋が見つかり詐欺の自供をした。投資したように見せていたのは穴埋め金だった。
鈴木は郷間ウイルスに感染、郷間班ができる日がきたら行きたいと思う。ほかでは見ることの出来ない場所へ連れて行ってくれる。その先を見たい。
警部補・秋山の場合 一年後
警視庁組織犯罪対策部。警察内部に舎人組の内通者がいることが判明した。候補に上がったのは秋山康弘だった。寺尾課長から確信的発言をされ秋山は寺尾を殴る。秋山は臼井と二人一組で動いている。
郷間は出会い系詐欺を調べている最中、秋山に志村企画のことを聞きに来る。志村企画は舎人組に関係していることを秋山が調べている最中に郷間は、舎人組に家宅捜査に入った。踏み込むことが筒抜けだったようで何も摘発出来なかった。
秋山は捜査に加えて貰えなくなった。郷間は舎人組の古い写真でガレージの変わりようを見ていた。フォレスターがトレーラーを牽引し、別の場所に移動していることを突き止める。Nシステムで探し、追いかけ、見つける。無理にトレーラー内に入り込んだ秋山は、舎人組と繋がりのある警察関係者の内通者リストをUSBメモリーにコピーさせる。オリジナルデーターは消去させた。
秋山は寺尾を殴ったことで刑事部長・吉田に呼び出される。吉田に握手時にこっそりUSB メモリーを渡す。
部署を移動することになった。最悪の懲罰人事を申し遣ったと郷間に言う。郷間班に移動。
寺尾と臼井は内通者だった。
巡査・三浦の場合 銀行立てこもり事件後。
捜査二課五係・三浦
匿名通報ダイヤルでかかって来た、筒井という都議会議員候補が不正をしているという情報を調べよと言われる。みんなガセだと言い、自分に廻ってきたことに不満だったが、不平不満を言わず、命令通り黙々と仕事をこなす、そうすることが自分の存在意義を示す唯一の道だと思っていた。
パソコンで調べていると郷間は、自分の目や耳で直接情報を得ないと見える景色が違うと言う。思ったことは口にせよ。”血の通ったコミュニケーションが全てを変える”
選挙事務所近くの市民の声を聞く。
三浦は移動の気はあるかと聞かれる。郷間からの指名だった。
直接筒井に質問する。筒井のライバル候補者にも質問する。
郷間は数字だけ追うのではなく動かしている人を理解しないとと言う。
花屋のレシートから離婚した妻の死、残った息子に会いに行き、匿名電話が息子・徹也からのものだったことが分かった。息子は父を憎んでいた。筒井を連れて徹也と会う。
郷間は「まだ不十分ね」と言う。
妻の母親に会う。筒井が送った徹也に隠されていた手紙を預かり、筒井と徹也に会う。
筒井に不正がないこと、告発も虚無であったことを報告した。
郷間班に移動した。長居するつもりはない。昇進試験に合格し別のフィールドに移るつもりだ。
ハイブリッド・セオリー後移動。
巡査部長・佐藤の場合 捜査三課 どこでも誰でも懐柔してしまう。
佐藤は三晃興業は空き巣に入られたが、被害届を出さず自分たちで犯人探しをしているとの情報が入った。ノビサダを探していると言う。ノビサダを以前捕まえたという郷間に会いに行く。
ノビサダが別れた妻の家に忍び込み、お金を盗んでいると思われたが、認知症のため使った金銭のことを忘れて泥棒が入ったと騒ぐ妻のため、お金を補填していた。
三晃興業は空き巣に入られ大金といっしょにあった生活保護の面接カードも盗まれていた。盗んだ者はノビサダの知人で、三晃興業が、ノビサダの妻をだまそうとしていることがわかりノビサダに連絡した。ノビサダは佐藤を知る仲間に情報を警察にいれるよう頼んだ。
三晃興業は福祉担当職員とくみ、生活保護費を不正に支出させていたことが分かった。不動産も奪っていた。
人間関係に疲れたら、いつでもウチの班に来ればいいという郷間の言葉に、「行きます。行きたいです」と社交辞令で応えた佐藤に、郷田は転属希望の意思表示と受け取ったようだ。
元警視監・吉田と野呂
吉田は、和田倉門前にサラダバー「吉田ファーム」をオープンした。
いろんな情報が集まる。
郷間彩香が立ち寄る。
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