大江戸科学捜査八丁堀のおゆう③ 千両富くじ根津の夢 山本巧次
七年前から姿を消した盗賊・疾風の文蔵の仕業と思われる盗みが二件起こった。錠前師の型取りをしているところ、人を殺したこと等、違ったところもある。
おゆうの指紋照合とDNA判定から、七年前に文蔵の手下の弥吉と思われた遺体が文蔵のものだったこと、弥吉が今、根津・明昌院の住職・玄璋になっていることをつき止める。
鵜飼伝三郎は明昌院の富くじの売り上げを預けてある札差・佐野屋が狙われていると見張り捕まえる。昔の仲間から弥吉が玄璋になっている証しも取れ捕まった。
おゆうの近所の飾り職人・猪之吉がいなくなっていた。女房のせいから探すのを頼まれていた。猪之吉はせいと子供の命を人質に錠前破りのために仲間にされていた。脅されていたということで江戸所払いで済んでいた。ゆうは猪之吉に会い昔文蔵の仲間だったことを問い質す。誰にも言わないで粕壁に見送った。
伝三郎は粕壁を春日部と思っているゆうを未来から来た者だと確信している。何のために来たのかを見極めるために自由にさせている。伝三郎自身未来から来た者だから。
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