2017年3月27日月曜日

ビブリア古書堂の事件手帳〈三〉 

ビブリア古書堂の事件手帳〈三〉 栞子さんと消えない絆 三上延
 ロバート・F・ヤング「たんぽぽ娘」 古書市場で「たんぽぽ娘」の本が無くなり盗んだのは栞子だと言われた。栞子は犯人を導き出す。警察に出頭し本は辻堂のひとり書房・井上に渡った。井上は栞子の母親・篠川智恵子を嫌っていた。栞子さんの幼なじみ・滝野蓮杖がでてくる。犯人は元古書店経営、離婚した妻が売ってしまった「たんぽぽ娘」を取り返そうとしていた。井上は栞子が母親と連絡を取り合っているという。
 「タヌキとワニと犬がでてくる、絵本みたいなの」 坂口昌志と結婚したしのぶが探している本の題名も作者もわからない。二人はしのぶと実家まで行くがわからなかったが、現在人気のDVD原作だった。ウスペンスキー「チェブラーシュカとなかまたち」だった。しのぶのおなかに赤ちゃんがいた。そのために本を探していた。しのぶと両親との仲が近づいた。
 栞子は母親と連絡を取っていない。
 宮沢賢治「春と修羅」 滝野から栞子さんの家族写真を貰う。智恵子の同級生・玉岡から盗まれた本「春と修羅」の本探しを頼まれる。兄夫婦を疑っていたが、甥・昴だった。もともと祖父が甥に遣ろうとした本だった。本が寄付されてしまうことを知った昴が無くなるのを防ぐために持ち帰っていた。その本は寄付されない。栞子がいつでも昴が読めるようにした。玉岡の父親がアジサイの花と智恵子の絵を書いて智恵子にプレゼントしていた。栞古さんの部屋にある。
 エピローグ 栞子の探している母の残した「クララ日記」は妹・文香の部屋にある。文香は母親に日記のようなメールを送っている。

0 件のコメント:

コメントを投稿