風烈廻り与力・青柳剣一郎㊲

風烈廻り与力・青柳剣一郎㊲　離れ簪　小杉健治
　前の婿の死が疑問視されている商家は婿に入った男・音次郎が殺された。
　前の婿は毒殺され、それをごまかすために病気で亡くなった他人の死体を借りていた。音次郎は元の彼女の名前で呼び出され殺された。嫁の情夫の仕業だった。情夫も殺され、犯人だった母親も娘(嫁)も自殺した。
　るいが嫁に行った。夫・高岡弥之助は小普請だったが、徒目付けになった。
　左門と剣一郎と弥之助でるいに贈ろうと簪を頼んだ彫師の茂太は作った簪が思った物にならなかったので修業に出た。