2022年11月19日土曜日

マイ・ディア・ポリスマン

 マイ・ディア・ポリスマン 小路幸也

  宇田巡(めぐる)巡査25は小学校の三年間を過ごした町の交番に配属された。捜査一課からてんの配属だった。同級生・大村行成が副住職を務める東楽観寺前交番。お寺の境内に交番勤務の独身警察官の住居があった。

 昭和最後の平場師と呼ばれた女掏摸・菅野みつの孫娘・楢島あおいがいた。みつに負けない掏摸の上手い、漫画家志望の女子高生。あおいの友人・鈴本杏菜と一緒に、自分の子供に虐待か育児放棄の疑いがある市川美春の存在をうたのお巡りさんに知らせるため、美春の財布を掏摸、四人でいる時に交番前のベンチに置くという荒技を使う。
 美春の夫は二人の同級生だった。あいうえお順の市川、宇田、大村だったため三人が思っているよりもお互いをよく知っていた。
 美春の夫・市川公太にはいろんな問題があった。が、巡と行成は、巡の住居へ呼び、手製寿司でもてなす。奥さんのこと、自分の店に客を呼ぶため自営業の家にちょとした悪さをしていることをしっていると教える。
公太は夜の仕事を辞め、運送会社に勤めながら高卒の資格を取り大学へ行き、弁護士になることにした。

 あおいは祖母・みつを知っているという天野さくらの存在を知る。話を聞く。巡も菅野みつと自分の祖父を知っているという天野さくらの存在を知り話を聞く。

 巡は非番にあおいとデートする関係になった。あおいに市川兄弟の記憶力の不思議な力のことを話、あおいのしたことを知っているとはなす。平場師の技を使って人助けしようと思うのならその人の人生まで考えないといけない。ちゃんと相談して欲しいと言った。
 行成は杏菜と境内の掃除デートしている。
 

 

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