おとなりの晴明さん 第〈二〉集 仲町六絵
〜陰陽師は初夏に縁を導く〜
知るも知らぬも逢坂の関 滋賀の幼馴染み・里奈から鼠に困っていると連絡が来る。桃花は晴明に相談する。晴明は瘴気を感じ、桃花が描いた桃の花の絵で呪符を作り、蝉丸神社に行く。フクロウに変身した桃花は破邪の呪符を神使いに渡す。琵琶と太鼓の精は元気の元の姿に戻り蝉丸の元へ帰った。琵琶と太鼓がかき鳴らしていたひっかいたように音は無くなった。
手つくり市 月に一度の「平安京サル会議」に晴明に連れられて桃花も行く。からくさ図書館の篁と時子、一言主神が来る。
百万遍の手つくり市の茜が出す「かんざし六花」に桃花と友達の絵はがきを置いてもらえることになった。片付け要員をする。桃花のホタルの絵ハガキが売れた。茜のヒマワリの簪を買った人から受け取った封筒の中身は何枚かの葉っぱだった。お代は青花紙のレシピ、ハガキノキの葉に書いてあった。からくさ図書館で百物語をする時の行灯を作るらしい。
蛍ほろほろ 山縣有朋の別荘・無鄰庵に蛍を見に行く。草木有情丁の大羽根に合う。動物の魂の回収をしていた。
とうふ小僧の初夏 とうふカフェでとうふ小僧と会う。元気が無い。とうふ小僧は豆腐の漢字を使うな、珈琲を出すと香りが沁みると言うが相手にしてもらえない。晴明は山野家の双子を呼ぶ。直史とまどか20才にとうふ小僧のことを「ふたごの京都妖怪日記」に書いてもらい元気にした。一冊本にして店に持って行く。珈琲のことはすぐに考えてくれるそうだ。
恋と七夕 冥界の三位安倍晴明が二位の大師に頼まれ七夕の日に地主神社に行く。人から発散された想いが泡魂になる。淡魂を吸い込んだぐい飲みを鎮めるために哲学の道へ行く。晴明は今様の綾藺笠を謡い鎮めた。
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