警視庁特別取締官③ デラシネの真実 六道慧
かいぼり作業中の池で発見された道具箱に納められた白骨、ヤドリギ、テナガエビ。特別取締官の美咲と晴人は周辺地域の身寄り無き老人の相次ぐ失踪に気付く。
戸籍の無い若者と老人との生活。亡くなった老人を亡くなったと届けられない若者の取った行動だった。
②から引き継いだ窃盗団・ルーフトッパー団の取り調べが行われ、昆虫・動物の密輸が浮かびあげる。捕まえていた犯人グループの一人・山根行雄を、囮のようにし、殺されてしまう。犯人を挙げる為の現場検証、生物博士の肩書きを持つ晴人の父・乙彦のお陰で動物ブローカーが出頭し、密輸相手が一緒に窃盗団を追いかけていた警察の課長・菅沼だった。窃盗団にも家宅捜査の日時を漏らしていた。山根行雄を殺したのも菅沼かと思われたが、逃がすつもりだったが山根は落ちたと言う。動物ブローカーは山根の父親だった。逮捕覚悟で現れたのだった。
戸籍のない若者・土橋和真は戸籍取得できることになった。母は前夫のDVから逃れ、土橋と出会い和真が生まれ、三人で前夫から逃げ回り父がいなくなり母がいなくなった。和真は二人とも殺されたと思っていた。前夫は土橋殺人容疑で捕まった。監禁状態で母は生きていた。和真は死体損壊と遺棄の罪に問われるが、執行猶予されるだろう。
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