おらんだ忍者医師了潤② 秘めおくべし 浮穴みみ
伊賀忍者の末裔であり医者であり郷田久秀の抱え忍び・笹川了潤は久秀の命で松浦武四郎を見張っていた。手記を書いた物の中に「秘めおくもの」の表題を見た。
松浦武四郎は手記を奪おうとする二人の侍に襲われるが、二人の侍は毒矢を使う正体不明の一団に襲われる。
町奉行所同心が商家の蔵で死んでいた。了潤は窒息死と判断した。水の無い所で溺れ死んだ。
了潤は蝦夷地を支配したいと考えている久秀の命令で蝦夷へ行く。アイヌの忍者集団「モモンガ」と松前藩の草の集団が争いながら公儀隠密の進入を阻止していた。アイヌの忍者集団は多国籍だった。頭はレナ。松前藩の草の集団は資金が必要ということでアヘンを作り、いろんな機械を作る。窒息死させる機械も。頭は蠣崎膳蔵。レナと膳蔵は協力して蝦夷地を北の理想郷にしようと密約していた。
了潤たちが江戸へ帰った後、毒矢を射られたレナは姿を消した。忍者集団がいなくなった。膳蔵たちの芥子畑も無くなり、膳蔵は裏切り者として殺された。
了潤は二人を繋いだのは松浦武四郎だったのではないかと思った。
了潤は長崎へ行くことになった。
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