2018年8月26日日曜日

警視庁特別取締官② 

警視庁特別取締官② ブルーブラッド 六道慧
 特別取締班に制服警官が一人増えた。加藤蝶子54才 十年前に離婚が配属された。
 指定暴力団員の家宅捜査で有毒な絶滅危惧生物が多数発見された。特別取締官・星野美咲と生物学者・獣医・鷹木晴人は販売ルートを探る。家宅捜査を受けた社長・伊丹晋作は毒によって死んだ。三ヶ月前にも明石組の若頭・藤井典明も毒で死んでいた。犯人だと思われた小室慎吾が自死しようとした。
 藤井の遺品の指紋の付いていないハンカチの血液に注目する。カブトガニの血液、どうやっていつ付いたか。それによって犯人が判明する。犯人は伊丹の妻・友子だった。毒はフグ毒だった。友子は調理師であった藤井に近付きフグ料理をさせ、毒を手に入れた。夫を殺す前に試しを藤井で行った。伊丹の痩せ衰えを見ていられなかったから。すべてを片付けて自分も死のうと毒を冷蔵庫に保管していた。

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