土偶を読む 竹倉史人
〜130年間解かれなかった縄文神話の謎〜
土偶は縄文人の生命をはぐくんでいた主要な食用植物がモチーフに選ばれている。
具体的かつ写実性に富む、植物の人体化なのである。
ハート型土偶の顔は二つに割られたオニグルミの殻
ハート型土偶の体表に施文される渦巻き状の模様とエッジに並ぶ孔はオニグルミの殻の文様 に似る。
合掌土偶と中空土偶の顔はクリをかたどっている。
頭頂部の尖端、顔面の横断線、横断線の下側の繁雑な斑点、体表のヘリンボーン様はクリの毬ではないか。
椎塚土偶はハマグリを型ちどり、他にもオオノガイ、アサリ、サルボウ、シオフキ、アカニシ等の貝類を形どっている。
ミミズク土偶はイタボガキ
星形土偶はオオツタノハという笠貝類。貝輪の材料だった。
ビーナス土偶・カモメライン土偶はトチノミ。
結髪土偶は最後の土偶。刺突文土偶は稲やヒエを表現している。
遮光器土偶はサトイモの精霊像。
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