2021年11月5日金曜日

めおと相談屋奮闘記⑨

めおと相談屋奮闘記⑨  寝乱れ姿 野口卓

 さかとら  仮名逆虎と名乗る人が信吾に会いたいと言ってきた。話しているうちに、女の持参金狙いの女房喰いと言われる仲人の話しになった。次にどんなてを考えるかの話しになって、信吾は武家娘と商家の縁の話しをした。本当に起こってしまった。持参金付の武家娘を花嫁に式の当日花婿は持参金と共に消えた。婿が逆虎に似ている。信吾は自分が策を与えてしまったと大弱りだった。逆虎がやってきた。信吾は安心した。

 信吾二人 天眼が調べた巌哲和尚のことを話してくれる。もと武士、妻は凉、息子は信吾妻と息子を亡くし、坊主になったという。巌哲のところに行くが、そんな話しはできなかった。信吾には二人の父がいる。二人の父から信吾と言う名前っっを貰った幸せな男だ。

 幸せの順番 幼馴染がお妾さんになっていた。出会ってしまったと時々将棋を指しに来る商家の手代・徳次が川を見て悩んでいる。お妾さんになっている幼馴染に出会ったことに衝撃をうけていた。二ヶ月後、徳次が幼馴染の仙を連れてきた。一緒になることになった。徳次は徳兵衛と名乗り京都店の掛になった。徳次は二人にめおと箸を持ってきてくれた。

 寝乱れ姿 将棋会所で常連さんが話しをしている。虚実織り交ぜ艶笑談、艶っぽい話し、怖い話。

 女先生冷汗 鏡の中から声がして困っていると糸が相談してきた。男はイトを好きだと言う。それは自分ではないイトだった。糸は男の言うイトの屋号を聞き出していた。波乃はイトに会いに行く。男は首つり死んでいた。波乃は、糸に男にイトはおかめひょっとこの悪いところばかりを取ってつけたような顔をしていると言ってきたと告げた。糸は波乃に話しを聞いてもらってから男の声が聞こえなくなったと言った。

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