2021年11月19日金曜日

京都船岡山アストロロジー

京都船岡山アストロロジー 望月麻衣 

 憧れの耕書出版に就職した高屋誠は中高校生向け占い雑誌に配属される。編集部は大阪支社で住まいも未定。占い嫌いの高屋は、船岡山珈琲店にいる正体不明の占い師にぶち切れ星読みと大喧嘩をする。その揚げ句店の二階に住むことになる。

 高屋の小学生の頃、ヒミコという占星術師がいた。高屋の母はのめり込み離婚した。高屋は祖父母に育てられていた。高屋が覆面占星術師がいる店に住み始めたことを知った高屋の母は息子まで騙されていると思い込み珈琲店に乗り込んでくる。
 ここの覆面占星術師は女子高校生の桜子だった。昔、ヒミコだったのは桜子の兄と名乗っている柊だった。女装していた。母と母の再婚相手に良いように利用された小学生だった。桜子と柊に占星術を教えたのは桜子の祖父だった。柊は占星術を習い記憶力が良過ぎたため利用されたのだった。
  
 母に再婚話があった。母は高屋の許しがないと再婚に踏み切れなかったのだった。

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