首切り浅右衛門人情控3 安政くだ狐 千野隆司
安政五年 七月 江戸でコレラが流行る。
コレラで死んだ人の棺桶の中から、殺された男の死体が見付かる。
コレラを治すという三人組の祈祷師が現れる。
莫連娘の仲間の一人がコレラで死ぬ。お房もコレラに罹る。
お房が探していた、三年前の火事で行方が判らなくなった許嫁櫛職人の吾助をみんなで探す。
祈祷師の一人が吾助のようだ。祈祷師が秩父三峯山から替えって来た文平を殺し護符を手に入れ、文平の死体を棺桶に入れた事も判明した。吾助にお房が探していることを伝える。吾助はお房が火事で死んだものと思っていた。
祈祷師たちは大黒屋に押し込み千両を奪う計画をたてる。吾助は押し込む寸前に逃げ、仲間に傷付けられるが、お房の所へ行く。浅右衛門に押し込みの事を告げ、祈祷師は捕まる。
お房は助かり、吾助は五十叩きの刑ですむ。
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