浪人・岩城籐次(四) 江戸裏抜荷記 小杉健治
岩城籐次と名を変えた、小谷左源太は友江と江戸浜町堀の長屋に住んでいた。
三、四人が急に暴れたり、川に飛び込んだりして死ぬ。薬を使われていると思われる。調べていた同心・新之助も捕まり、薬を飲まされ、籐次に斬りかかる。新之助は敵の中に入り、何をしようとしているのか調べるつもりだった。
長崎奉行だった井沼十郎兵衛と長崎に本店を持つ湊屋が手を組み、老中香坂駿河守の命を狙っていた。井沼の勘定奉行就任を邪魔する香坂を暗殺するつもりだ。
籐次は南町同心・高野錦吾の力を借りて、老中暗殺を阻止する。襲撃の指図をしていた野末市次郎は逃げた。
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