2015年7月9日木曜日

八州廻り桑山十兵衛5

八州廻り桑山十兵衛5 花輪茂十郎の特技 佐藤雅美
 博打打ち三之助の祟り 金沢文庫より散逸した本三十巻が無事もどってきた。
 足尾銅山異聞・足の字四文銭 新たに出た銅で許可が出る前に作ってしまった上等の銅銭に、勘定方はお金を出さないという。十兵衛は受け取って鋳直せと決着させる。
 登勢が白旗村に帰る。
 末恐ろしい悪党 伊香保を縄張りにする権蔵を捕まえ、江戸に護送せざるを得ないように持って行き、若い弥三郎が伊香保を乗っ取った。
 憎まれ口が命取り 十兵衛は市右衛門を捕まえてこいと命令される。市右衛門を調べ、太田宿のことではなく、足利のまったけのことで捕まえる。
 津宮河岸で迎えた初雪 十兵衛は佐原で待ってましたとばかりに狙われる。一人を捕まえ江戸での調べを頼み解き放ち、命令したと思われる仙蔵を追う。
 見えぬ手がかり 自分を狙う者を考えるが、仙蔵も殺され手掛かりが消える。
 勢至堂宿三人の生き残り 登勢が帰ってきた。
 花輪茂十郎の特技 江戸で調べるために逃がした茂十郎が、命令者の絵を描いた。同僚の松崎安兵衛と安兵衛が使っていた小者だった。小者は殺される。戸田信濃守と会津江戸家老・島田帯刀と堀主水と松崎等の仕業だった。

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