駆け出し同心・鈴原淳之助 赤鍔の剣 千野隆司
八丁堀浅蜊河岸、鏡新明智流士学館桃井道場で鈴原淳之助は18才で免許を貰う。
父親・左門から鍔が素銅地の赤い刀を、この刀を差すに相応しい侍になれと譲られる。
父が殺され、淳之助は見習い同心になる。左門は米屋の主殺しを捜査していた。米の買い占め等の調査を始める。
米屋の孫が勾引かされる。千両も子供も守った。左門の死とは関係がなかった。
隣の菊川の次女・茜16才は12才の時から淳之助の嫁になると言い、淳之助の母・千鶴に家事を習っている。日置流の弓の名手になっている。
師匠・桃井の妻の姪・勢津20才が淳之助にはっぱを掛ける。
駆け出し同心・鈴原淳之助2 恵方の風 千野隆司
鈴原淳之助は南町奉行所で死罪が決まっていた男・春次郎の無罪を証明したために周りの人々の態度がそっけない。
薬種問屋の主が新しい薬を大奥に売り込むためにどの奥医師に頼むかということだった。別の奥医師に決めそうな主を奥医師の用人が殺し、薬種問屋の主に恨みを持っている春次郎に目が行くように仕向けていた。
父と稽古していた秘伝の「竜巻斬り」はまだ未完成だが、強い相手と戦う時、勝手に体が動いている。
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