旗本四つ葉姉妹 牧南恭子
花岡一枝21才 与力・下村礼二郎に嫁ぐ 双葉19才 三樹17才 花代14才
花岡家の当主・実篤が小普請入りになる。用人が辞める。新しい用人に三樹が吉原に売られることになる。下村家より借金する。
双葉は八丁堀同心・北方章三郎に好意を持ち、付いて回る。十万坪で籠の中で商家の主が亡くなり、近くで籠かきの一人も亡くなっていた。三人が自分がやったと自供する。三人は元商家の丁稚と下働きの女中だった。一人は目を潰され、一人は肩の骨を折られ、一人は手籠めにされ、今また子供が産まれていた。手代だった男が養子になり主になっていた。謝りもしない男を許せなくて三人で復讐していた。
双葉は章三郎に私以外の男と幸せになってもらいたいと言われる。章三郎は花岡家の三樹を売りお金を持ち逃げした用人を捕まえていた。双葉が旗本の娘だと知った。
双葉は向井将監二千四百石と婚約した。将監に会いに行く途中、仕事中の章三郎に会い、籠を抜け出す。章三郎と双葉は町家の小路で抱き合う。
旗本四つ葉姉妹2 恋つぼみ 牧南恭子
抱き合った後、北岡章三郎は双葉を蘭学者鳳斎に預ける。双葉を送るつもりがそのまま、謹慎になった。双葉は花岡家に帰る。借りた着物を返しに行った花代は鳳斎のところで頼三樹三郎に会い恋する。
花岡家は向井将監の招きで紅葉狩りに行く。双葉ではなく三樹が将監と婚約した。双葉は将監と会い、将監がいい人で良かったと思った。
町方はお多福の面を被り盗みを働くお多福組を追っていた。大名家の女中がお多福組のお頭の顔を見ていた。下村家の赤ん坊・小太郎を勾引かし、その女中を要求されるが女中は亡くなっていた。女中の代わりに双葉が行く。取り引き後、お多福組は捕まった。鳳斎はお多福組に加担していた。尊王攘夷の軍資金を集めていた。
頼三樹三郎はお多福組とは無関係だったが、国事犯として斬首になった。
三巻が図書館に無い。どうしたものか。
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