2016年9月18日日曜日

中條流不動剣〈二〉 

中條流不動剣〈二〉 蒼き乱刃 牧秀彦
 松平蒼二郎は父・松平定信の命令で塩屋隼人を斬らなければならない。蒼次郎の妻・澄江と仲間・辰次・丈之介・三五郎を守るために。なかなか手をださない蒼次郎を追い立てるように、定信の命令で塙源道は、蒼次郎も馴染みの、日比野左内の道場に通うしじみ売りの市松を勾引かす。道玄は蒼次郎に塩屋を殺すように強要し、蒼次郎は塩屋に市松を助ける為に果たし合いを申し込む。
 蒼次郎を探していた左内と条太郎は、蒼次郎を救いたい澄江たちと手を組む。御庭番から道玄や蒼次郎の居場所を教えられた左内等は市松を救いに行く。市松を救い出し塩屋と蒼次郎の果たし合いを止めに行く。蒼次郎は定信の下にいき、吉宗のお墨付きを寸断し、去る。

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