寅右衛門どの江戸日記 人情そこつ長屋 井川香四郎
取り潰された二万三千石越後四条藩主・与多寅右衛門景清30才が、駒形長屋に住むようになった。
奉納芝居で地元の評判の良くない五郎蔵親分を手なずけ、芝居に出し、悪事を止めさせ不法の借金証文を破いて捨てた。
木曽屋の若旦那が父親の留守に材木札を発行してお金を集めた。そのお金を目当てに盗みに入ったカマイタチの竜一を捕まえた。寅右衛門が見抜いていた。
居酒屋に忘れた五十両がなくなった。必死で金集めをしていた伸太が酔ってお金を盗まれないように隠したことを忘れていた。思い出して良かった、良かった。
借金のかたに大工から大工道具を取り上げる大家。
町名主・徳兵衛の息子・藤吉が臥煙になっていた。火事場泥棒・カグツチ雷蔵一味にされてしまう。藤吉がカグツチの雷蔵を捕まえた。
四条藩は再興された。寅右衛門は長屋を去るが、新しい従姉妹を殿様に据え、長屋に帰ってくる。寅右衛門は影武者だった。
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