照降町四季(四) 一夜の夢 佐伯泰英
八頭司周五郎は兄の死を病死にするよう殿に直談判する。その代りという条件が出された。
照降町はどんどん復興する。宮田屋、若狭屋、南峰の診療所、ふみの小網湯、牢屋敷も出来道場も出来た。
佳乃は周五郎が照降町を離れると分かっていながら周五郎と結ばれる。
梅花花魁は茶屋四郎次郎清方に身請けされ梅香になった。
殿が重臣派と改革派の主導者を集めた。周五郎も殿の呼び出しに応じ裏方を任される。
重臣派は吉原での散財と藩御用達商人との談合を調べ上げられた。改革派は重臣派の周五郎の兄を殺したことを明らかにされる。謹慎蟄居を通達される。
大書院の集いで家臣団が参集した。周五郎は裏手に控える。
中村座で新作「照降町神梅奇譚恋の道行」。大入満員興行が続いた。最終日周五郎は屋敷に戻った。小倉藩御番頭として。佳乃は芝居見物の席で、殿様に周五郎の修業は終わったと言った。
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