浪人奉行 三ノ巻 稲葉稔
川越往還に繋がる池袋村で行商人が襲われ、十六人が殺されている。岩城升屋に頼まれ八雲兼四郎は定次と官兵衛と一緒に捕まえに行く。
花形弥之助と竹駒の三郎が怪しいと思われた。二人を追う。
追い剥ぎにあい所持金を奪われた老夫婦に会う。二人を襲った者から金を取り返す。
弥之助と三郎は仲間を増やし王子村の大百姓一家を皆殺しにしていた。兼四郎たちは二人を殺した。捕まえた者から話しを聞く。村役に渡す。行商人を襲った者ではなかった。
板橋で種物商・六兵衛一家が殺されていた。殺したのは堅気の商売をしようとした力蔵たちだった。種物商の株を買うつもりが上手くいかなかったので六兵衛を脅し証文を書かせ殺していた。力蔵の子分の中に追い剥ぎも、行商人を殺した犯人もいた。力蔵は仲間に殺され、捕まった者から話しを聞く。
領地の旗本高田家に連絡する事。奪われた金は取り返し村名主に預けた。襲われた奉公人たちの店に連絡すれば良いと帰って行く。
兼四郎は二十両を受け取り三人で分ける。
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