居眠り同心影御用23 炎剣が奔る 早見俊
蔵間源之助は松平定信から、妾詐欺の横行を知らされ口入れ屋に出向き、注意する。口入れ屋「千手屋」の主・彦次郎が旗本・上柳右兵衛督の隠居所の奉公人の行方不明の相談をされた。源之助は調べ始める。
上柳家は隣の妙法寺と古井戸で繋がり、寺で開かれる賭場から逃れる道になっていた。朝霧の久兵衛一味の隠れ家であり金の隠し場所でもあった。行方不明の奉公人の死体も見付かった。
久兵衛の捕縛と内定のため、火盗改め同心・矢野正三郎が久兵衛一味に入り込んでいるという。上柳家で火盗改めに久兵衛一味は殺された。上柳家の用人・前畑がかってにしたこと隠居には関係がないことで終わらせようとした。
妙法寺の穴蔵にお金が隠されていた。矢野は火盗改めと久兵衛を出し抜き独り占めにするつもりだ。穴蔵の出入口は鉄扉で閉められ、寺に火を付けた。矢野は源之助等を殺そうとしたが矢野はどんでん返しの壁の裏に消え寺は燃え落ちた。
上柳右兵衛督は評定所に召喚されることになった。
火盗改め・大井川正蔵は部下が潜入捜査にかこつけて久兵衛の金を懐に入れようとしたことで辞任した。
源太郎の妻・美津の妊娠を祝った。
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