2018年3月24日土曜日

新・剣客太平記〈八〉 哀歌

新・剣客太平記〈八〉 哀歌 岡本さとる
 峽竜蔵を狙う者がいる。
 久しぶりに会った昔馴染みの髪結いが殺される。師範代に次ぐ壮介が浪人風の者に襲われる。母・志津が勾引かされる。竜蔵を狙う者を師と呼ぶ弟子たちがやったことだった。
 昔、藤川道場で下働きをしていた廉三だった。剣術の稽古もしていた。時綾に言葉を残し藤川道場を去った。荒くれ剣客の弟子になり、人斬りになっていた。綾と一緒になり剣客と言われる竜蔵と闘いたかった。峽道場で果たし合いをし、廉三は敗れた。

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