新・剣客太平記一 血脈 岡本さとる
文化6年 1809年 新春 団野源之進と狭竜蔵が試合をしてから4年
竜蔵は綾と一緒になり数え歳3才の鹿之助がうまれていた。
内弟子雷太17才は竹中庄太夫の養子になり竹中雷太になった。
桑野益五郎の兄弟弟子・谷川作兵衛は頼まれ剣道場の師範をしたところ、道場は盗賊の隠れ家だった。竜蔵が見抜き同心が捕まえた。谷川は息子がいる小田原に行った。
谷川の弟子が日光街道の野木宿で番太をしている。五年前に追い出したヤクザが帰って来て仕返しをするかもしれないと噂が入る。竜蔵と網結の半次は日光へ行く。野木では、土井家の役人が、ヤクザと手を組、問屋総代に七百両を要求していた。谷川の弟子・猪太郎と弟がヤクザをやっつけた。竜蔵は知り合いの土井家の大番頭・笛木右近に顛末を話す。
七年ぶりに猫田犬之助に会う。猫田は御先手診組の出稽古に行っていた。元の藩の侍に敵討ちの果たし状をもらっていた。仇討ちをしたくない野田門之助は叔父の姑息な手を竜蔵に話す。弓を用意していた果たし合いは無くなった。門之助は脇坂藩を出て女の元に走り浪人になった。
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