2015年6月7日日曜日

夜叉萬同心3

夜叉萬同心3 親子坂 辻堂魁
 文化四年 1807年 師走 萬七蔵 北町奉行所隠密廻り同心
 7才の少年・健太が妹・美濃のために楊弓場で賭弓で生活している。辰に利用され、中丸屋康太夫の店の乗っ取りに利用される。寺奉行同心殺しで辰を捕まえる。
 吉原の寒椿・椿に頼まれ父親の死について調べる。十年前、椿の父親は、椿を次男の嫁にし妻と二人の妹も屋敷内で面倒をみると言う約束で、次男の殺人の罪を被って島流しになっていた。十年で御赦免で帰ってくると話しが違うと掛け合って殺されていた。殺した者は捕らえたが、旗本から大名・戸田家の留守居役の養子になっている次男には手出しが出来ない。椿は姉妹で仇を打った。妹たちは戸田家の奥女中になり家臣と結婚した。
 永生藩の国許から自然の中で育った草・西山幻影がきた。国家老に言い含められ中丸屋康太夫のいいように使われる。永生藩御用達を狙う、康太夫は現御用達商家の主を殺して行く。最後に大樽屋に押し込みに入った時、萬や鏡音次郎が阻止する。音次郎は幻影を倒し、国許の父親に土産を持ち全てを話しに行く。

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