八州廻り桑山十兵衛2 殺された道案内 佐藤雅美
木崎の色地蔵 例幣使一行の中で強請りをする者を捕まえた。
小幡に七蔵なければいい 嫌われ者が殺された。情婦と父親が話しを作っていたが、父親が殺していた。
順休さんの変死 旗本の借金の尻拭いを何故百姓がするのかと言う訴状を出そうとした順休が死んだ。殺されたかと思われたが、病死だった。
三筋立結城縞の子供着 三百両を持ち逃げした両替屋の手代の足が途切れた。手代が着ていた結城の着物が子供着になって干されていたため殺した者がわかった。
殺された道案内 道案内・権蔵が殺された。三方領地替えで浮く足立っている忍十万石の阿部家にかかわりあるかと思ったが、金貸しに使われていた権蔵が立場を逆転された金貸しが浪人を雇って殺さしていた。
公方様の気まぐれ 公方直で頼まれた仕事で、調べると、真面目に働いている商人を五十年前の旧悪で捕まえなければならなくなった。捕まえて帰ると、もう良いという事になっていた。
途方に暮れた顔 十兵衛は初恋の初枝が離縁されたので一緒に江戸で暮らすことにした。仕事が忙しく、川止めにも会い待ち合わせの場所に行けない。
初枝は元の夫・森本勘兵衛の許に戻ってしまった。千葉周作と馬庭念流門下との諍いを止め、周作に江戸の清蔵を紹介し、江戸で北辰一刀流の道場を持つように薦める。
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