永田豊之助 家禄三千石 父は永田備前守正直・北町奉行 三男で養子に行くのが嫌で下谷練塀小路の中西道場の師範代受託を伝えると、町道場の立て直しを言われた。門弟がいない町道場の師範代になった。子供三人、線香屋の隠居61才、軽業師・千代丸25才が門弟だ。千代丸は売られた姉・たえを探していた。
金貸し・若 若の孫・稲荷鮨を屋台で商う文太郎の娘・美代19才 豊之助は若の用心棒をしながら若の家に住み込み師範代をする。
海産物問屋・越中屋が二人組の賊に襲われているところを助けた。越中屋が声掛けしてくれたおかげで14人もの門弟が入った。
越中屋が何故襲われたか。誰が襲ったか調べていく。二年前に海産物問屋・相模屋の主が海産物問屋・安房屋の息子・彦太郎に殺されていた。その後のし上がったのが越中屋だった。越中屋を襲った二人組の賊は安房屋の元主と次男だった。長男が相模屋の主を殺したために闕所、十里四方追放になっていた。相模屋の主を殺したのは越中屋で、彦太郎は殺人現場に運ばれ匕首を握らされていたことが分かった。安房屋の二人の命が狙われ、襲ってきた所を捕まえ、二年前の事件も明るみに出た。
越中屋のお声がかりで来た門弟はまたいなくなった。
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