2015年11月7日土曜日

しゃばけシリーズ11

しゃばけシリーズ12 ひなこまち 畠中恵
 ろくでなしの船箪笥 七之助と冬吉の祖父が亡くなり、息子(二人の父親・辰治郎)に船箪笥を形見に残し、中の物を七之助と冬吉に残してくれた。見た時は根付けが二つ入っていただけで長男も納得したが、祖父が亡くなると箪笥が開かなくなった。鉈で壊すことも出来なくてどうにか三人の手に渡った。一太郎がからくり箪笥を開けた。良い根付けが三つと江戸の土地の沽券が入っていた。
 箪笥の中に河童の壊れた甲羅の破片が入っており探していた河童の手に戻った。
 ばくのふだ 漠が人の夢を食べ、それを話しにして本島亭場久と名乗り噺家をしていた。妻を殺し一年もしない間に持参金付きの後添えを貰う男に幽霊の先妻が現れる話しだった。武士が自分のことだと場久を殺しに来る。幽霊妻は夫を連れて行ってしまった。直参の侍が魚釣りに出かけ行方不明になっていた。
 ひなこまち 雛人形の顔のモデルにするために、雛小町番付を出すことになったために、古着屋の着物が盗まれるようになった。一太郎は親子で振り売りしている古着屋と知り合いになる。全ての品物を盗まれ、上方屋が売っているのを見付け、屏風のぞきは盗み出す。上方屋の着物は盗んだ物で、寸法直しをするということで着物を手元に置き、また売っていた。上方に逃げる夜、若旦那は日限の親分に知らせ捕まえた。
 さくらがり 花見に広徳寺へ行く。壊れた甲羅の破片が戻った河童の代わりに禰々子がお礼に河童の秘薬を五種類持ってくる。若旦那は奥さんを大好きな武士と出会う。
 河童の秘薬 桜の花見で出会った武士の奥さんが若旦那に会いに来る。河童の秘薬を飲んだが何も変わらないと言う。その薬は何の薬か分からない。人生を賭けて飲めというものだった。場久と出会い夢の中だと分かる。夢の中には捨て子がおり、捨て子が誘拐され地震が起こり、屋根の上から落ちる。奥さんは子供を助けに走る。夢から覚める。奥さんに子供ができた。

宇江佐真理さん亡くなる。

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