栗屋清吾28才 媛野藩六万二千石の馬廻り役百五十石栗屋家の三男部屋住み、女中・みつを妻としたが、家督を継いだ兄から妾として子供は作ってはいけないと言われていた。
道場の師範代仲間の山倉伊八郎は、同じ部屋住みだったが、実父は元国家老の国東武左衛門という事が知らされ、嫡男が亡くなったので妾腹の伊八郎が国東家の家督を継ぐ事になった。伊八郎は清吾に、剣術指南役を約束し、用心棒を頼みに来る。伊八郎に頼まれ、白木屋から三百両を借りたためみつを質に取られる。命を奪いに来る者から伊八郎を守り、伊八郎は派閥争いも切り抜ける。家老に就任するための執政会議の試問で父親の賄賂を裁けと言われる。伊八郎は切り抜けた。家老就任を認めてもらうために江戸藩邸に行く伊八郎について清吾も江戸に行く。帰ってくるとみつは白木屋の嫁になっていた。会わせてもらえない。伊八郎に家老の名を使って奪ってこいといわれる。みつは嫁になることを拒み、食事も食べずに清吾が来るのを待っていると教えられる。みつを取り戻した。
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