2015年11月14日土曜日

棟居刑事の永遠の狩人

棟居刑事の永遠の狩人 森村誠一
 戦場カメラマン大城一成は留守宅で妻と7才の娘を殺され意欲を無くす。救命組織ライフリンクに接し、ボランティアが殺され、命を狙われだんだん戦場の感覚を思い出す。
妻と娘の事件を追っている棟居を知る。自分の未発表の写真のために家族が殺され、大城と間違われてボランティアは殺されたと思われた。棟居とボランティアが殺された金沢の刑事と新宿の牛尾は協力し合う。
 命を狙われないために、大城は売った家に置き去りにした写真を探す。転売された最終購入者が猫の写真があったため死んだ猫といっしょに買った墓に納めていた。
 アメリカが殺したと発表したイスラム過激派の主導者を写した写真があった。殺されたとされるよりも後の写真だった。その写真を公表したことでもう、大城を狙う理由がなくなった。
 妻と娘の殺人事件に、ひき逃げ事件が関わってきた。ひき逃げしたのは国会議員の息子で父親も同乗していたのではないかということが問題になった。事故を見ていたのが大城の妻だった。議員が見られた事で殺し屋を雇い殺したということだ。殺したのは殺し屋だった。

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