2015年11月13日金曜日

御家人無頼 蹴飛ばし左門2 

御家人無頼 蹴飛ばし左門2 助太刀始末 芝村凉也
 三日日左門が両国の見世物小屋で出会った弥彦源内と名乗る二村庸之助は、飛山藩から追ってがでていた。勘定方役人の時上役の公金持ち出しを知り、上役に闇討ちされ反対に斬ってしまい、脱藩していた。殿様が病気になり、正室の息子と側室の息子の相続争いがあり、不正をしていた江戸家老に対する国家老が庸之助の味方だったが、正室の息子が亡くなったことで庸之助が邪魔になり、正式な仇討ちとなった。庸之助に対して三十人もの助っ人の仇討ちとなり、左門と清十郎が庸之助の助っ人になる。町奉行所役人や見物人の前で、飛山藩の内情を暴露する。仇討ちは庸之助が勝ち、これ以後仇討ちは続けないことを宣言される。庸之助は姿を消す。
 左門が養父になり青砥家に養子に入った蓮助は、ならず者のような近所の御家人の意地悪に対し、知力で対戦している。よそよそしかった妻・智与との関係も蓮助が隠し事なく話す事で仲睦まじくなったようだ。
 智与の兄・清十郎が禅寺での精神修業を終え、江戸に帰って来た。左門に出会い、蓮助と智与へ未だ手出しを止めぬ事を聞き、荒神組の新上弾九郎と仕合をする。清十郎が勝つ。弾九郎はこれでおとなしくなる?
 蓮助は近くの御家人の子供たちに学問を教えることになった。実父・西原屋が敷地内に別棟を建てた。剣術も教えた方がいいだろうと左門が清十郎を連れてくる。

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