2015年11月20日金曜日

ぜえろく武士道覚書

ぜえろく武士道覚書 斬りて候(下) 門田泰明
 松平政宗が幕府に謀反を考えている中心人物と思われる右兵衛督正四位上・東明院春万呂36を倒した。連座して二人が自死した。ここに謀反の兆しはおさまった。
 京都所司代・永井伊賀守に政宗の身分を言い、京の町を騒乱に導く恐れのある勢力の中枢部を力でもって叩き伏せたことを話した。
 徳川の老中組は朝廷に手を出すために煽っていた。邪魔をした政宗を殺せという命令が出た。胡蝶の女将高柳早苗は命令を受けた長官、部下五人がいた。早苗は政宗を殺す気はない。懲罰班が現れる。政宗は江戸から来る懲罰班の八名を京の入口で待ち、傷付きながらも倒す。早苗の仲間に懲罰班が一人いた。政宗が仕合し倒す。
 辻平内22(後に無外流を起こす)が弟子にして欲しいと来る。
 政宗と同居する千秋は母親の妹だった。母は鞍馬最奥想恋院に住む華泉門院、政宗の剣法は想恋院守護剣法、師匠は夢双禅師だった。
 
 

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