2017年1月16日月曜日

仇討ち東海道《四》

仇討ち東海道《四》 幕切れ丸子宿 小杉健治
 丸子宿で新谷軍兵衛は、誓願寺で熱心に修業をしている。周囲の者は矢萩夏之介と小弥太に軍兵衛は心を入れ替えているから仇討ちを止めろという。小弥太が影響を受けた。夏之介は絶対に軍兵衛がそんなヤツでは無いと軍兵衛の関わっている女を探す。店を売り軍兵衛と一緒に江戸へ行くことになっている女を見付ける。
 軍兵衛が頼って向かっていた睦麒一郎が向こうから来た。軍兵衛は待っていたのだ。夏之介と軍兵衛は果たし合いをする。相討ちを狙う夏之介を睦は止める。夏之介たちが離れると睦は軍兵衛を斬ろうとする。夏之介は斬られた軍兵衛を助ける。睦は家老から軍兵衛を仇討ちからは護り、軍兵衛は殺せという命令を受けていた。
 こうかい坊が現れ、軍兵衛を死んだことにして預かった。
 夏之介は軍兵衛が病死していたことにした。国許に帰り、花江を妻とし、物頭役に付いた。
 こうかい坊は、昔、仇討ちをして家に帰ると、母親は苦労した挙げ句亡くなり、姉は妾になっていた。出奔し坊になっていた。
 夏之介と小太郎は丸子宿で辻斬りを捕まえた。辻斬りは仇持ちで十年逃げていた。打ち首を希望した。
 

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