QED⑥ 竹取伝説 高田崇史
魔のカーブで何件も事件が起きていた。竹槍で突かれ殺された人・椙山伸彦が見付かった。橋の真ん中で蓑を着た首つり死体・三輪田千里が見付かった。棚橋奈々と桑原崇と小松崎はドライブに行き、世津の店に寄り解決する。
伸彦は千里と婚約しながら千里の友達とも付き合っていた。金森良介は伸彦が注意をしたことで喧嘩になり、伸彦が出したナイフで伸彦を刺してしまった。広瀬世津と良介はナイフで刺したことが判らないようにするため竹槍で刺した。話を聞いた千里は自殺してしまった。二人は橋に運び蓑を着せた。
斐田村と織部村は突き合ってはいけないと言われていた。昔、世津と朱知太一が婚約した。斐田村と織部村の二人だった。太一の両親が橋に火を付け、止めようとした太一は巻き込まれ亡くなった。後両親は首を吊った。
柳一の交通事故は本当に事故だった。柳一は斐田村と織部村との子・童子だった。斐田村と織部村、尼川を渡って誓約すると必ず童子・災厄をもたらす子供が産まれるという。
六年前、四年前、去年の暮れの事故も斐田村の男性と織部の女性だった。世津が瞳孔が開く毒草を飲ませ事故が起こるようにしていた。世津は川に飛び込んだ。
支配者側・朝廷側・権力者がわに付いた斐田村、たたらを奪われ機織り産業をして生きて行くタタラの村の外に「居ろ」と言われた織部。支配者にとって都合の良いように二つの村が仲良くならないように話がつくられた。
竹取物語の作者は紀貫之だろうと崇はいう。五人の結婚申し込む人々をみるとその時代では六人になるはずが、五人になっている。あと一人抜けているのは紀貫之だろう。
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