2017年1月23日月曜日

QED⑧ 鎌倉の闇

QED⑧ 鎌倉の闇 高田崇史
 妹の雑誌記者・沙織の希望で棚旗奈々は鎌倉へ行く。沙織は桑原崇も呼んでいた。
崇は言う。頼朝は北条氏の操り人形だった。鎌倉は頼朝を閉じこめて置くための城だった。鎌倉は七ヶ所を抑えてしまえば外部との連絡は完全に絶たれる。北条氏は頼朝を祀り上げ、周りを固める。北条氏の後ろには鎌倉党がいた。元々この地に住み、追いやられて虐げられていた人々。彼らが譲ったのは泥湿地帯だった。彼らは、水が湧き出る、砂鉄や金が出る隠れ里に移り、そこは鎌倉の交通の要所を押さえるような場所だった。頼朝や北条には要所を押さえる力が無かった。目的は奥羽の藤原氏の金だった。藤原氏を倒した後、頼朝は殺される。扱いがぞんざいな証拠は頼朝の墓がどこにあるのかも判らないこと。
 鎌倉で事件が起こっていた。社長が消えた。小松崎が副社長に会いに行くと、副社長は消え、秘書が死んでいた。崇は話を聞き、社長はもっと前に死んでいるたのだろう。副社長は逃がされたのだろうと思う。
 

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