15の春 伊岡夏之助 柳瀬早苗
芸者浜代の死 夏之助と早苗が南町奉行所の山崎半太郎に襲われた件、その場にいた煎餅屋の猪之吉の死、二人をおびき寄せたと思われる清州屋の謎、早苗の父北町奉行所与力魚梁瀬宋右衛門への襲撃が今までに起こったこと。全てが繋がっていると思っている。手掛かりは16年前の木戸良三郎の勾引かしにあると思う夏之助。
二人は、同じ場所で躓いたように転びそうになりながら歩く若侍の不思議を解明する。
牛がいた商家の主の死の犯人を見付ける。何故、牛がいたのか。
道場のいじめっ子の防具に書かれた字を解明する。
清州屋は越前屋を騙し、清州屋は店を閉めた。主人・おちさを探すが、行方不明。
早苗は若葉が持ち出した右京の持ち物の小判を見、16年前の勾引かしの身の代金ではないかと思い、叔父洋二郎に注進する。手に入れた小判は木戸の刻印があった。丹波がもっていたことが明らかになる。
二人はおちかの大奥時の同僚からおちかと丹波美濃助が幼馴染みで恋仲だったことを聞く。
宋右衛門は右京を実家に帰す。丹波がおちかの所にいる時におちかを捕らえに行った。丹波は凄まじい抵抗をし、壮絶な討ち死にした。
右京は夏之助を目障りなガキと言い、迫ってきた。夏之助は道場で研究していた、地摺りから小手狙いで右手の筋を切った。右京は姿を消した。母たちと暮らしていた。
引きこもってしまった若菜を外へ連れ出した木戸良三郎を養子に迎えた。
夏之助は16才で元服、18才で早苗と夫婦になった。同心見習いになる。
新聞への寄稿や英語の翻訳仕事をしている。
木戸良三郎は東京警視庁の幹部十年前に退職
紅葉は売れない戯作者と駆落ちした。今は売れっ子になった。
洋二郎はポン太と結婚、すき焼きの店を三軒もっている。
あれから50年たっている。
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