2015年8月2日日曜日

大富豪同心1 

大富豪同心1 八巻卯之吉放蕩記  幡大介
 安永 将軍家治
 八巻卯之吉24才 札差し両替商三国屋の三男 祖父・徳右衛門が同心株を買い卯之吉を南町同心八巻家の養子にする。
 銀八 面白くない幇間 卯之吉しか相手にしてもらえない。岡っ引きのように付いて回る
 殺された男が宮地芝居の役者・琴之丞だった。死体の場所が寺社地で大名の菩提寺だったため大名が出てくる。鳶職と黒雲一家がでてくる。出てきた大名は三男で卯之吉の放蕩仲間だったのであっさり手を引いてくれる。
 蘭学医の元で修行をしたこともあるので、観察する。
 琴之丞の引き抜きに関係するようだ。引き抜こうとしていた荒海丿三右衛門は話しを聞きに来た卯之吉を崇拝してしまい、琴之丞のことを調べて卯之吉に報告する。
卯之吉が邪魔になった黒雲一家は殺し屋を雇うが、卯之吉に附いた用心棒が斬り姿をかくすから八巻が斬り捨てたことになった。
 銀八と三右衛門と用心棒の水谷弥五郎が集めてきた話を聞き、犯人を割り出した。
 琴之丞の贔屓赤沼大膳の家来と黒雲一家の代貸し宮芝居の座長の仕業だった。三座の檜舞台に立ちたい琴之丞と格の違いを言う三座の間のもめ事だった。八巻は三座に累が及ばないようにした。

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