2015年8月31日月曜日

歴史探偵・月村弘平の事件簿2

歴史探偵・月村弘平の事件簿2 縄文の家殺人事件 風野真知雄
 古代史研究家・米田が縄文土器と埴輪の合体したような土器を見付けたと発表した。出版記念パーティの日に殺される。同じ頃縄文時代の遺跡・青森の山内丸山遺跡でも殺人が起こる。
 米田の隣の部屋の老女・山内丸山遺跡で殺された人の母親・縄野美津子が、箸墓で首を絞められ見付かる。死んではいなかった。
 13年前、美津子は夫の浮気相手を河豚毒で殺していた。その息子・修介は母親の日記を見、父親が縄野欽吾であり、母が美津子に狙われていたことを知った。日記と一緒に縄文土器と埴輪が合体したような土器があった。修介は親戚の古代史研究家に相談する。
 米田と修介は美津子を殺人で脅迫し、お金を要求した。山内丸山でお金を渡すことにし、息子が行った。その前に東京で美津子は米田に会い、夫が女の為に縄文土器を削って作っていた、下半身が縄文土器で上半身が埴輪の土器を見付け、米田を殺してしまった。息子に連絡し、息子は修介を殺そうとするが反対に殺されてしまったのだった。修介は美津子を殺そうと箸墓へ連れて行くが、美津子と話しをし、美津子が殺されてもいいと思っていたため、殺し切れなかったのだった。
 米田の死体発見者になった月村弘平は最後まで、上田夕湖にアドバイスを送り解決した。
 密室に思えた米田のマンションも米田の部屋と隣の美津子の部屋の隠し扉があるだろう事も教えた。
 夕湖は大滝の結婚しようの言葉に対して、本気か冗談か分からないまま断わる。

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