鎌倉河岸捕物控〈二十六の巻〉 衛門謹慎 佐伯泰英
寺坂毅一郎を与力にする話しがでた時、北町奉行小田切直年を罷免しようとするものが出てきた。ために、医者が殺され、同心が一人殺される。
宗五郎と政次と八百亀が調べ、敵が動くように寺坂を金品を要求した疑いで閉門謹慎にした。
中心は金貸しの木佐貫長右衛門で北町奉行を引き下ろす役が与力・房野井で働くのは門前廻り同心堀内新兵衛と村田裕次郎、極秘文書持ち出しは用部屋手付同心・別府だった。新しい町奉行に旗本・林部を就けるために、老中松平伊豆守信明の用人が加担していた。
宗五郎は木佐貫等を捕らえ、松平信明に会い、用人の事を話す。用人は国許へ。宗五郎は松平家の借用書を燃やす。他の旗本大名の借用書を返す。返されたお礼に米、酒が届く。暮れのお救い米として配られた。
閉門を解かれた寺坂は与力になることを断わる。妻・伊代 息子・毅之助 娘・りょう5才が金座裏に出入りするようになる。
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