浅見光彦シリーズ 壺霊(これい)上・下 内田康夫
浅見光彦33才 「歴史と旅」等のルポライター 探偵としても認知されている。兄は警察庁刑事局長・浅見陽一郎
登場人物 伊丹千寿20才 古美術商「正雲堂」の社長・勝男の娘
母・佳奈 祖父・大吉 母の妹・諸橋琴絵
浅見光彦は大吉の依頼で食堂街ルポ、千寿の依頼で母親と壺探しをすることになった。壺は高麗青磁の壺・大勝涼矢に紫式部と命名された壺だった。壺は元々は諸橋家の物だったが、佳奈が嫁入り時に伊丹家に持って来たものだった。
佳奈の失踪は妹の琴絵が上田京子に何千万もの大金を強請られ、壺を売ろうとするため勝男と相談の上壺を持って家を出たのだった。知らなかった祖父と千寿が光彦に依頼した。上田京子が殺されたため、壺は千寿の元に返されたが千寿の頼みで佳奈が見付かるまで浅見が預かっていた。
壺の名付け親・大勝涼矢は七年前、上田京子の部屋で亡くなった。病死となっているが、浅見は殺人を疑う。京子は大勝の愛人と思われていたが、浅見は親子だと見抜く。七年後上田京子は殺された。京子は恋人と結婚したいためお金が必要で、琴絵を脅迫していた。琴絵は大勝とも関係があり浅見は琴絵の関与を疑うが、琴絵は否定する。では、・・・。
大勝の妻を疑い、知り合いの刑事に車を調べてもらう。血痕が出た。京子の血液型と同じだった。
浅見は佳奈が家に帰ってきたので東京に帰る。
大勝の妻は大勝の借金を返すために大勝に心臓発作にみえる薬を仕込んでいた。生命保険で借金を返済。七年後、お金が必要になった京子は娘の権利をいいながら、薬の事をちらつかせる。妻は殺してしまい、死体を運んだ。
もうすぐ四十年前になるか。私が住んだ京の住所 姉小路油小路西入ル
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