大富豪同心11 湯船盗人 幡大介
知り合いの俳諧師・天竜斎雷翁が殺された。珍しく八巻が調べる。天竜斎は武家からある仕舞屋の湯船を手に入れることを頼まれていた。そのために殺されたようだ。
三国屋の若旦那に頼みが回ってきた。湯船が壊され仕舞屋に住む娘が行った先の湯屋で侍が殺され、娘は姿を消す。
娘は、七千二百石の旗本の双子で産まれた次男・権七郎だった。当主と長男がインフルエンザで明日をも知れない重篤な状態だが、当主の母親・婆様が次男を嫌っている。本当に娘が次男なのか確かめるために湯屋に誘い込んだのだった。次男を当主にと思っている方も確かめたい。
権七郎は老中・本田出雲守に預けられ、婆様・英照院は尼寺に入った。
英照院の家来は八巻卯之吉を始末する気だ。そこに天満屋が現れ手を結びそうだ。
大名家の三男・梅本源之丞 大検使・庄田朔太郎 美鈴 銀次 荒海三右衛門 由利之丞
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